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ファンデルファールトは悩みの種? (後)
Category: 選手の話  
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ファンデルファールトかデフォーか。今、巷で盛んに議論されている一つのテーマがこの2人の選択について。
何故にこの2人の選択が議論の的となるのか?それは、トップ下を主戦場としているラフィーを、彼自身が頑なに主張するトップ下で起用する為には1トップを採用せざるを得ず、2トップでこそ力を発揮する点取り屋のデフォーとの共存が現実的には非常に困難である事実に依る。デフォー or ラフィーはイコール、1トップ or 2トップの命題と言っても過去ではない。スパーズが主に採用する4-4-2は中盤がフラットでトップ下が存在しないからだ。

未だ固まらないラフィーの起用法
昨季のスパーズはラフィーを最大限に生かすために長年親しみ、チームに浸透していた4-4-2から彼をトップ下に据える4-4-1-1に移行した。結果、チームはリーグで5位、CLでベスト8とそれなりの成績を残したものの、試合内容は概ね芳しくなく、得点が大幅に減少するかたわらで失点は増加、最後まで不安定な戦いが続いてしまった。
試行錯誤の1年間を経て、迎えた今季。前線には待望の大型FWアデバヨールが、中盤にはハードワーカーのパーカーが加わった。効果的な補強を施し、戦力アップした印象だが、ラフィーをどうチームに組み込むのか?という問題に対する明確な答えは未だみつからないままだ。昨季の戦い方を継続するのか、4-4-2へと回帰するのか。
いずれにしろ成功の鍵を握るのはラフィーの起用法。2つの例をあげて良い点・悪い点を考えてみる。

1. デフォー&ラフィーの共存 ~ラフィーが右サイドの4-4-2~

442_1011b.jpg前節の宿敵アーセナルとのノースロンドンダービーで採用した布陣がこれ。指揮官が大きな信頼を寄せるデフォーと司令塔のラフィーを共存させるべく、ラフィーをトップ下では無く右サイドに起用する、”苦肉の策”から生まれた布陣である。

ラフィーは右サイドとはいえ、基本的にはフリーダム。よってほぼトップ下然として振る舞う為に右サイドに大きなスペース(左図の円の部分)が空きがちになる。攻撃ではここを上手く使えるかが肝で、主に右SBのウォーカーのオーバーラップがメイン。広大なスペースを享受するのでウォーカーの攻撃性能が存分に活きる。また、アデバヨール(或いはデフォー)がサイドに流れて受け、そのトップの空けたスペースをラフィーが使っていくという形も。ポジションに囚われない流動性が特徴なので相手のDFから捕まりにくく、ラフィーと前線の2人が絡んで攻撃に厚みをもたらせるという面では非常に効果的だ。

だが反面、デメリットも大きい。右サイドに空いたスペースは味方が使える利点がある一方で、相手に自由に使われるという危険性をも併せ持つ。相手ボールになった場合、守備が不得手なラフィーの所が穴になりやすい。
そもそも本来のポジションを外れてプレーする事が多いため、その空いたスペースをケアする周りの選手(特に中盤センターの二人モドリッチとパーカー)の負担がかなり大きい。DFとMFで4-4ブロックを作って守る事の多いスパーズだが、一人が言わば組織を外れてプレーすることで綻びが生じやすく、全体的なバランスもいびつだ。

2. 昨季継続型システム ~ラフィーがトップ下の4-2-3-1~

442_1011d.jpgラフィーをトップ下に据える昨季型の布陣がこちら。当然、FWの枚数は1枚減ることになりアデバヨールを軸に考えるならば、デフォーはベンチに行くことになる。代わりに右サイドには本職のレノン。両翼はスピードに長けたウイングが縦に突破、中央ではラフィーが得意のポジションで攻撃のタクトを振るう。

一見すると非常にバランスは良さそうに感じるが、この戦い方を機能させるには1トップが前線でしっかりとボールを収める事、ラフィーがゴールに近い位置で仕事をするのに徹底する事が前提となる。ラフィーがボールサイドに寄りすぎてじりじりと中盤の底付近まで降りてきて(赤い矢印の動き)前線が孤立、中央は大渋滞でちんたらボール回しの遅攻、ポゼッションは高まるがサイドを上手く行かせない…というパターンが昨季によく見られた傾向の一つ。1トップを任せられるアデバの加入で前線のキープは無問題。後はラフィーとの距離感か。

アデバの加入で昨季よりかは得点力増加は見込めるが、前線の枚数を減らすならそれだけ中盤のサポートが不可欠。ラフィーが下がってきたらモドリッチなりパーカーが上がるといった連携を深めていかなければならない。また、問題は主に守備面。昨季は1トップにしたことで前線からプレスも影を潜め、各選手間の距離も曖昧、どこでプレスをかけてボールを奪うのかの約束事が徹底されていなかった。4-4-2ならば個々のポジションで役割が明確化されているし、2列のブロックで守れば問題は表面化しづらいが、1トップとなるとより全体の意思統一が必要になる。ただ、ラフィーの特性を生かしながら全体のバランスを保つ事を考えればこちらに分がありそうだ。
それでも好調でアデバとのコンビも良好、献身的な守備が見込めるデフォーを使えないのはもったいないが。

個人的な見解
やはり4-4-2を推したい。ただ、上で示したどちらの例でもなく、ラフィーは外す。4-4-2でラフィーを組み込むのには反対。彼を組み込もうとするとバランスが崩れる悪循環。今季のデフォーの調子やアデバとの相性を考えても現段階でデフォーを外すのはナンセンス。ラフィーを使うなら1トップでトップ下起用限定。4-4-2なら右にレノンかモドリッチ(ピーナール)を起用すべし。真ん中はサンドロ&パーカーがベター。

最後に…
2回に分けてファンデルファールトを中心軸に考えてみた。思ったのはやはり悩みの種になっているな…と。
自由気ままにあれこれ言える僕らが悩むぐらいだから、指揮を執るハリー爺の苦悩はさぞや深いだろうなと想像する。加入から1年数ヶ月経って未だに起用法に悩む選手というのもいかがなもんか?と思うんだけども、一方では彼の能力自体は捨てがたい魅力があるという事。ただ、『チームには王様はいらない』が僕の持論。
いくら時に違いをもたらせる働きが出来るラフィーであっても、チームに貢献出来るかどうかが一番大事。
ルーニーがいい例です。あれだけ点を決められる選手が、味方も生かすし、誰よりも走るし、献身的に守る。

実際、長いシーズンではベストな11人だけでは戦えない。怪我もあれば疲労もある。その都度コンディションも違えば、対戦相手などの状況にも左右されるだろう。そもそもベストな11人が何を持ってベストなのか?それを見出すことに意味があるのかも分からない。だが、出来るだけ早い段階でチームの骨格というか、確固たる形を定めることにこしたことはない。そして、その地固めにラフィーが少々足を引っ張っていることは確かだ。
ラフィーに今僕が求めたいのは一つ。偉大な「チームプレイヤー」になって欲しいということ。それだけです。

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