トッテナムを温かく・時に厳しく見守るブログ

管理人
来訪サンクス
スポンサーサイト
Category: スポンサー広告  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


2011 夏の移籍市場総括(2)
Category: 補強関連  
前回に引き続き夏の移籍市場総括を。前回を読んでいない方は出来ればそちらからおねげーします。

今夏のモドリッチ移籍騒動の顛末
モドリッチの突然の移籍希望発言に端を発し、この夏の間中ずっと報じられ続けたモドリッチ移籍騒動。多くのスパーズサポの皆様がヤキモキさせられたことでしょう。「彼はクラブに必要な選手、絶対に残すべき」「いやいや、移籍希望の選手を残してても意味ない。ここは売却してその資金で補強を…」云々。連日のようにメディアは憶測を並び立て、それに釣られるように喧々諤々の議論が続き、色んな想いを抱きながらの3ヶ月間だった。

結果は皆様ご存知の通り「残留」。クラブはチェルシーからの執拗な誘いに屈せず、断固放出拒否の姿勢を採り続けたが、それを最後まで貫き通した形だ。チェルシーからの公式なオファーは3度。£2200万、£2700万、そして移籍市場最終日前日には£4000万と怒涛の攻勢をかけてきたが、どれも跳ねつけた。過去に同様にビッグクラブから主力引き抜きの脅威にさらされたケースでは結局最後には折れてやむなく放出してきたスパーズだったが、今夏は最後まで守り抜いた。半ば放出を覚悟していた自分にとっては少々の驚きとと共に、『簡単には主力を流出させない』という断固たる意思を見せ、それを最後まで貫き通してくれたクラブの姿勢が嬉しかった。

主力流出に怯える根本的な問題
今回の騒動における根本的な問題の解決がなされたわけでは無い。あくまで、今夏の放出を阻止できただけであって、この騒動は恐らく今冬、或いは来夏に再び降りかかるはずだ。今夏以上の脅威を伴って確実に訪れる。
移籍を志願したモドリッチの主張はこうだ。『常にタイトルを争えるクラブへ行きたい』。代理人に唆された可能性もあるが、恐らくは本音だろう。残念ながら今のスパーズにその野望を叶えるのは難しい。彼の気持ちも理解は出来る。そして、ステップアップの希望と共に、捨て切れないであろう待遇面での魅力。これも厄介だ。
モドリッチに提示された週給は現在のおよそ3倍に当たる£13万だったという。彼のこれまでの言動から考えても金で釣られるとは考えにくい。だが、彼とて人間。目がくらむ様な大金が手に出来るチャンスが目の前に転がり込んできたとしたらどうだ?そのチャンスに飛びついたとしても、果たして僕らは責めることが出来るだろうか?

スパーズは、週給に関しては厳しく制限を守っている。クラブのトップレベルでも週給£6万程度。他のクラブの主力のほぼ半分、選手によっては3分の1に過ぎない額しか提示する事が出来ないのが現状だ。無論、クラブの財政規模を考えればこの方針は否定出来ない。むしろ、それによって大きな負債を負うこと無く安定した経営状態を維持しているのだから肯定されて然るべきなのだ。だが、今後主力を維持していきたい、或いは他のクラブから能力ある選手を引き抜きたいと考えた場合、これは大きな障害になり得る。事実、過去も、現在もなっている。
待遇面の改善(具体的には提示する週給の上限を引き上げ)がなされないうちは、根本的な解決にはならない。
僕はそう考えている。そして、待遇面の改善には新スタジアムの建設が不可避だ。CLに常時出場して収入を確保し続けるのは現実的には難しい。それならば、入場料収入を上げるしか無い。今後ビッグクラブと伍していく野望があるなら、主力の引き抜きに毎度怯える現状を脱したいのならば、36000人収容のWHLは余りにも小さい。

過去からの脱却に小さな一歩
モドリッチを慰留出来たクラブの努力は素晴らしい。会長も意思を曲げず、最後まで貫き通したのは賞賛に値する。過去と同様にこの夏あっさりとモドリッチを放出していたならば、やはりスパーズは『選手を売るクラブ』から抜け出せないのか…とファンを落胆させただろうし、クラブに所属する選手たちにもゴネれば自身の希望が通るという『ゴネ得』がまかり通るのを許すことにもなる。断固とした姿勢を示したのは非常に有意義だと思う。
だが、今夏のモドリッチ移籍騒動はこの夏だけの問題では無い。そして、それはモドリッチだけではなく、ベイル、サンドロら今後ビッグクラブから狙われるであろう選手たちにも、降りかかってくるかもしれない問題だ。

今回の騒動は、現状のままでは同じ悩みをまた経験することになるんだという事実を、改めて再認識させられる出来事だったと思う。だが、ひとまず大きな山を乗り越える事は出来た。今までは乗り越えられなかった山を。
今回の慰留成功の件だけをもって、スパーズが『主力選手を手放さざるを得ないクラブ』から脱却出来たとは思えない。それでも、『ビッグクラブの思うがままに簡単には屈しない』という実績を、今回のモドリッチ移籍騒動を一つのモデルケースとして積み上げることが出来たのは、今後に向けて一歩前進と言えるのかもしれない。

その一歩を更に進めるにはスパーズが選手にとって魅力あるクラブで在り続けることだ。お金の問題は今すぐにはクリア出来ないだろう、だがピッチに立つ選手たちが「ここのクラブで上を目指そう」と思えるクラブになるために出来ることはあるはずだ。そして、それは他ならぬ選手達次第。自分たちが信念を持って結果を残す事に全力を尽くす。その積み重ねが自信に、引いてはクラブの明るい未来に繋がる。そんな流れが生まれればいいな。

今回はこんなところで。次回の(3)ではクラブの補強に大きな影響力と権限を持つダニエル・レヴィ会長の手腕、補強政策の良い面、悪い面を今夏の移籍市場での動きと併せて考えてみることにする。

読んでいただいてありがとうございます。ランキング参加中☆良かったらクリックお願いします。
皆様の応援に支えられております^^ にほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。