トッテナムを温かく・時に厳しく見守るブログ

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スコット・パーカー:Q&A
Category: 選手の話  
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今夏にウエストハムから加入して以来、献身的なハードワークと闘志溢れるプレーの数々でチームに貢献してくれているスコット・パーカー。ファンが選ぶ9月の最優秀選手にも選ばれ、早くもサポーターの心を掴んでいる。
そんなパーカーがファンからの質問に答える企画をちょっと前にスパーズ公式サイトが行なっていて、凄く面白かったのでお届け。彼らしく一つ一つ、真摯に応えてくれていて、とても好感が持てる内容になってますぜ。

Q.チーム加入から間もない段階ですが、すぐに貢献出来ている要因は何だと思いますか?
A.一番大きな要因は素晴らしい仲間に恵まれたという事だと思う。チームに合流する初日を迎えた私はそれこそ新しい学校に通い始めるような気分でナイーブだったんだけど、彼ら(チームメートやスタッフ)はとても暖かく私を迎え入れてくれたんだ。おかげですんなりとチームに馴染む事が出来たよ。

Q.あなたとモドリッチのコンビはプレミアリーグ屈指との呼び声も高いですが、彼についての印象は?
A.ウエストハムにいた時から彼は凄い選手だと思っていたよ。今は敵としてじゃなく、味方としてプレー出来る事が嬉しいね。彼は本当に素晴らしい。並んでのプレーは僕自身も助かっているんだ。でも、ここには彼以外にも素晴らしい技術を持った選手が沢山いるよ。だから、彼についてだけ話すのはフェアじゃないかもね。

Q.幼い頃に憧れていた選手は誰ですか?
A.ポール・ガスコイン。彼のプレーをいつも観ていたよ。幼い頃の私にとって、彼は全てを兼ね備えた、正に理想のフットボール選手そのものだったんだ。1990年のW杯を思い出すね。ずっと尊敬していたよ。

Q.ドレッシングルームを一番盛り上げている選手は誰ですか?
A.サンドロだね。彼は本当に良いキャラクターさ。いつも明るく振舞ってて、みんなに愛されてる。人を笑わせるのが好きなんだと思うよ。いつもジョークを飛ばしてるんだ。場の空気を和ませられる、良い奴だよ。

Q.今まで対戦した中で、最も手強いと感じたMFは誰ですか?
A.フィジカルの強さから言えば、デビューしたばかりの頃に対戦したパトリック・ビエラかな。体も大きくてフィジカルがとても強いし、おまけに技術もあったからね。そうそう、テクニックに優れてたといえば、エイアル・ベルコビッチも凄かった。当時まだ若かった私はマークにつくのがとても難しかったよ。

Q.選手として世界中から駆けつけるようなファンの存在をどう感じていますか?
A.私はもちろん意識しているし、全ての選手がそういったファンの存在をよく解ってると思うよ。私も試合に出ない時は子供を連れてくるし、ファンの人たちがハンバーガーやマッチデープログラムを買っているのをよく見ているからね。選手は皆ファンの存在を意識しているし、彼らのサポートにはいつも感謝しているさ。

Q.チームではベテランの一人になると思いますが、若手選手を助ける責任を感じていますか?
A.もちろんさ。私がチャールトンでデビューした頃だっていつも先輩を尊敬したものさ。今は立場も変わって今度は私が面倒をみる立場になった。チームには良い若手が沢山いるし、彼らが望むならどんな事でも手助けしたいと思うし、彼らを育てる責任が私にはあるからね。アドバイスを望むならいつでも言って欲しい。

Q.これまでのフットボール・キャリアで忘れられない瞬間は?
A.ウエストハム時代の事だけど、ゾラ監督の下で私たちは苦しんでいた。そんな時に迎えたホームでのウィガン戦。とても重要な試合だったんだけど、私のゴールで勝ち点3を得て最高の試合となった。後は私自身がカペッロ監督の下での代表デビューになった2010年3月のミレニアムスタジアムでのウェールズ戦かな。もの凄く重要な一戦で、私自身にとっても特別な試合になったよ。今選ぶとしたらこの2試合を挙げるかな。

他にも幾つか質問あったんだけど、印象的だったのをピックアップしてみた。紳士的なイメージのある彼らしい受け答えだな~と思ったな。ますます彼を好きになった。スパーズでキャリアを終えたいと語っているパーカー。
一年でも長く中心選手としてプレーして欲しいし、時には若手の見本としてずっとスパーズを支えて欲しいな。

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エコトの新境地
Category: 選手の話  
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今季のエコトは何かが違う。数々の男前発言でスパーズサポの株も急上昇?な彼だが、変わったのはそんなピッチ外の言動では無い。そのプレーぶりに昨季までの彼とは違う新たな変化の兆しみたいなのが感じられる。
今季ここまでリーグ戦の8試合でフル出場、守備面においては昨季同様、概ね安定した守備で好調なチームを支えているんだけど、攻撃における動き方だったりボールを持った時の選択肢が増え、新境地を開拓しつつあるのだ。
今日はそんな変わりつつあるエコトのプレーにスポットを当てて、昨季との戦術の違いを探ってみたい。

昨季:前線への正確無比なロングフィードで起点に

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昨季のスパーズの攻撃パターンで一番多かったのが、前線のクラウチの高さを生かした攻撃だ。クラウチが競りあって落としたボールを絶妙な位置で受けたラフィーが受けてゴール!という例のアレだ。特にシーズン前半はこの黄金パターンでゴールを量産し、チームの最大の武器になっていた。そして、そのクラウチへのフィードを担っていたのがエコトだ。彼は基本的には攻撃参加は自重、一列前のベイルがその攻撃性能を存分に発揮出来るように守備に重点を置きバックアップ、またベイルを最大限に活かす縦のスペースへのパスを数多く供給していた。

10/11シーズンはベイルが大きく飛躍したシーズンだったが、その成功を語る上で後ろで支えたエコトの存在とは切り離して考えられない。それ程に、この二人が織り成す左サイドの縦の関係は良好だったのだ。
そして、前述したように前線へのロングフィードも極めて正確で、ほとんどがクラウチにピタリと合っていた
SB時代のベイルや、チェルシーのA・コールのように敵陣深くまで斬り込まずとも、攻撃において相手の脅威となる武器をしっかりと確立していた。無論、守備がシーズン通して安定していたのは言わずもがなで、彼が今やプレミアリーグ屈指の左SBであることに、(よほど試合を観る目が無い人を除いて)異論は無いはずだ。

今季:自陣からのフィード + 自らも敵陣に進出
翻って今季。まだ8試合を消化した時点で、怪我人も多く試合毎に布陣が異なっている現状、ハッキリと断言するにはサンプルが少ないが、両SBの攻撃参加の頻度が明らかに増えているのが今季の大きな特徴だ。
右SBはウォーカー。NLDのゴールをはじめ、そのスプリント力を発揮し、右サイドで存分に暴れ回っている。
(まだレノンとの連携がイマイチだったり、守備に不安もあるが、今回はエコトの話なのでそこら辺は割愛)

で、肝心の左サイド。昨季同様、あくまでベイルのスピードを生かした突破がメインだが、ベイルが縦だけでは無く、意識的に中へのカットインを狙っている事が多い。恐らくはプレーの幅を広げたいという意図からだろう。
また、頻繁に左右のサイドを入れ替えている点もこの一端で、ココら辺からもハリー爺の思惑が垣間見える。
そして、このベイルのカットイン挑戦が副次的な効果を生んだ。エコトの攻撃参加の回数の増加である。

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改めて図におこしてみると、攻撃時においては4-1-4-1っぽい形になることが多い今季のスパーズ。パーカーが中盤の底に入った事でモドリッチがより攻撃に顔を出せるようになっている。攻撃の組み立てもロングボールの割合が減り、ポゼッションして丁寧に繋ぐ傾向が深まりつつある。全体的にはコンパクトに保ち、両SBは積極的な押上で厚みを加えていきたいのだろう。これまではほとんど上がらなかったエコトがベイルを追い越す、『縦のポジションチェンジ』を見せたり、モドリッチとのパス交換で打開を図る場面が以前より見られるようになった。

まだエコトの攻撃参加が完全に確立したわけではないし、まだまだ武器と言えるまでには至っていない。
だが、エコトがこれまでに無い新境地の開拓に意欲的に挑んでいるのは個人的には興味深いし、嬉しい傾向だ。
キックの巧いエコトがクロスからのアシストを増やせば、心強いオプションだ。ベイルやレノンのカットインの精度向上への挑戦と共に、エコトの攻撃参加にも注目して試合を観てみる…ってのも面白いかもしれない。

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アンチェロッティのアピール
Category: NEWSについて  
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カペッロの後任はハリー爺?
現在、イングランド代表監督を務めてるのはファビオ・カペッロ。EURO2008’の予選敗退を受けて解任されたマクラーレンを引き継いだこのイタリア人監督の任期は2012年の夏まで。すなわち、来年の夏に開催されるEURO2012’の終了までだ。無論、契約延長の可能性は残されている。EURO2012’で大成功を収め、2014’W杯まで率いる事になるかもしれない。だが、現段階においてはEURO2012’の本戦出場を決めたにも関わらず、カペッロの評価は概ね芳しくなく、EURO2012’の本大会終了をもって監督交代という見方が大勢を占めている。

2000年代に入ってから、イングランド代表監督を務めているのは暫定監督を除けば3名。スウェーデン人のスベン・ゴラン・エリクソン、イングランド人のスティーブ・マクラーレン、そしてカペッロだ。エリクソンの前に務めていたのが自国出身のケビン・キーガンなので、イングランド人と外国人が交互に務めていることになる。
その流れからしても、次期代表監督はイングランド人になるのではないか?との見方が一般的で、メディアの報じ方や世論、また代表選手の反応を見ても、自国出身の監督誕生を推す声はやはり根強いと感じる。

なぜ、イングランド代表監督の話なのか?トッテナムと関係無いじゃないか?と思われる方もいるだろう。

だが、それは実はNOである。なぜならば、現在、次期代表監督候補の筆頭に挙げられているのが、我らがハリー爺こと、ハリー・レドナップだからだ。そして、表題に挙げたアンチェロッティのアピール。チェルシーの職を追われ現在フリーとなっている彼もその人事に影響を及ぼされる一人かもしれない?というのが今回のお話。

プレミア復帰を熱望、キーワードは「野心のあるクラブ」
前述した通り、現在アンチェロッティはフリーだ。2009/10シーズンにチェルシーをプレミアリーグとFAカップの二冠に導き、翌10/11シーズンもリーグ2位。いずれもCLを制するには至らなかったが、十分過ぎる結果だ。
にも関わらず、オーナーを満足させるには至らず、解任された。そんな彼だが、近い将来プレミアリーグに監督として復帰することを切望しているようだ。直近の彼のコメントからはその熱意がひしひしと伝わってくる。
・プレミアリーグは世界最高峰のレベルにあり、ここでの仕事は非常に魅力的なものだった
・クラブ名を敢えて挙げないが、野心のあるクラブを率いたい。現在は、今後起こりうる事を見守っているよ
(アンチェロッティ)
意味深だよね(笑)どう考えても、次の仕事はプレミア希望で、しかも今後起こるであろう流れを待っている。

野心のあるクラブ。彼が挙げたキーワードだが、恐らくは優勝争いまたはそれに準ずるレベルでの競争、CL出場圏内で戦えるクラブだと思う。では、それはどこなんだ?となる。マンUはファーガソンが健在、アーセナルは(ファンはどうかは知らんけど少なくともボードは)ベンゲルに心酔、チェルシーは新指揮官を招聘したばかり。
エバートンは財政的にも苦しく、ヴィラはやや低迷中、ニューカッスルはオーナーの野心がそもそも疑わしい。
残されたのはリバプールとトッテナムしかない。そのいずれかの監督職を狙っているのではないだろうか?

そこで、先の代表監督の話に繋がる。もしも、現在の流れのままレドナップがイングランド代表監督の話を受けるならば、当然監督の座は空く。そう、プレミアリーグで野心のあるクラブでの職を欲するアンチェロッティと、レドナップの後任を探す事になるトッテナムは正にWin-Winの関係になるではないか!ということなのだ。

今はまだ憶測の域を出ない。そして、在任4年目を迎えて安定しているレドナップ政権を否定するものでもないし、彼の契約は2013年まで残っている。しかし、考えれば考えるほど、アンチェロッティのアピールと現在、置かれている状況が符号してしまうのだ。もちろん、この話題自体が時期尚早かもしれない。だが、かねてからイングランド代表監督を「断れない仕事」と語るレドナップが、スパーズを去る決断を下す可能性は決して低くない。そして、その流れを注意深く見守り、(実は熱望?)している男が一人は確実にいるということが興味深い。

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【第9節】 vs Blackburn Rovers
Category: プレミアリーグ  
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England Premier League 2011/12
Ewood Park

Blackburn.jpg Blackburn Rovers  1
tottenham.jpg Tottenham Hotspur   2
得点
Rovers:フォルミカ
Spurs:ファン・デル・ファールト2

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Unused subs: Cudicini、Livermore、Sandro、Pavlyuchenko、Townsend

前節は終盤に追いつかれて連勝がストップするも好調のトッテナム。今節の対戦相手は最下位に沈み、一部のサポーターによって指揮官キーンの解任を要求するデモが行われるなど泥沼にハマっているブラックバーン。
対照的な両チームだが、これ以上は負けられないと必死の名門も意地を見せる。タフな試合を制したのは…。

白熱のエアバトル!巨漢CB同士の戦い
この日のブラックバーンの戦いを見ての率直な感想は、なんで最下位に居るの?って事。とてもそんなチームに見えなかった。それほどまでに彼らの戦い方は見事だったし、自分たちの武器をしっかりと理解し、勝てる局面で勝負してきた。90分間に渡ってブラックバーンといえばやっぱりこれだよね!という戦いを終始徹底。すなわち、局面では絶対に負けないという荒々しいフィジカルファイトに巨漢のCBサンバを軸にした屈強な男たちに放り込み、突っ込ませる空中戦。これが非常に厄介だったし、ゲームを支配していたのは明らかにホームチームだった。

開始早々から積極的に前線めがけてロングフィード、それをFWのロバーツが収め、両サイドに展開する形だったが、ポストプレーを黙々とこなすロバーツと衛星的に絡むテクニックに優れるホイレットによってスパーズはかなり苦しめられた。陣形をコンパクトに保ちたいスパーズだが、次々と放り込まれるフィードによって次第にバックラインも後退、競り合いが自陣のペナルティーエリア内という場面もしばしば。セットプレーではもれなくサンバが上がってきて、ことごとく競り勝つもんだから幾度と無くピンチが訪れた。主に対応したのはCBのカブールとバソング。彼らとて空中戦に弱いCBでは無い。特にカブールなんてエアバトルには無類の強さを誇るCBだ。それでも競り勝てない。尋常じゃない空中戦の強さ。恐るべしサンバ。もう、お前さんFWやれよというレベル(笑)。

9-1.jpg 9-2.jpg

事実、許した失点もFKから。パーカーとカブールの二人がかりでサンバについたものの、その二人を吹っ飛ばしてボールを落とし、フォルミカのゴールをお膳立て。その後もセットプレーになる度に脅威となっていた。
特に終盤の15~20分間ぐらいかな。ローバーズは雨あられのようにクロス上げまくり、ひたすら突っ込むの繰り返し。序盤からロバーツ、エンゾンジが厄介だったが、そこにヤクブまで出てくるんだから怖いのなんのって。
リードして迎えた終盤でも生きた心地は全くしなかった。ただ、ひたすらに何とか跳ね返してくれ!と祈るばかりだったなぁ…。当然、フリーデルも大忙し。冷静沈着な彼が珍しくファンブルする程に守備陣は混乱してた。
ゴールキックもことごとく相手ボールになっちゃうし、50:50のボールはほとんど相手に渡る展開。ルーズボールへの出足、局面での競り合い、どちらも制したローバーズの奮闘が光り、スパーズは本当に手こずった。

流石の決定力。Van der Brilliant !!
大苦戦の展開だったが、勝負を決めたのはラフィーの類稀な決定力だった。ウォーカーがダイナミックなドリブル突破からサイドをえぐって折り返したマイナスのクロスを落ち着いて合わせて流し込んだ1点目、エコトが粘ってこぼれたボールを躊躇する事無く、しっかりとコントロールして沈めた2点目。どちらも簡単に見えるが、彼のテクニックが存分に発揮された素晴らしいゴールだった。これで復帰後4戦で5ゴール。決して毎試合文句ないほどに貢献しているわけではない。特にここ2試合ではゴールこそ決めているものの、その働き自体は凡庸。この試合もボールタッチの回数は少なく、彼のトップ下起用の布陣も、お世辞にもチームが絶妙なバランスを保っているとも言い難い。それでも、ここぞ!の場面はしっかり決める。やってきたチャンスは、ほぼ確実に仕留める辺りは流石と言うしか無い。好調デフォーをベンチに追いやってまでも起用された期待には確かな結果で応えている。
欲を言えばもう少し得点以外での貢献(前線からの守備だったり、チャンスメーク)が欲しいところだけども。

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管理人採点&ザックリ総評(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル4、エコト4、バソング3、カブール3、ウォーカー3、モドリッチ3、パーカー3、レノン2、ベイル3、ラフィー5、アデバヨール3、ローズ1、デフォー-

全体的にどこか動きが重く、ローバーズの出来が良かった事もあってタフなゲームだった。内容だけで考えれば結果が逆だったとしても不思議では無かった。それでも最後まで粘りきった守備陣はよく耐えたと思う。
両CBの空中戦での対応はもう少し何とかならんかね?とも思うし、相変わらずバックラインがズルズルと下がる悪癖も顔を覗かせた。終盤はバタバタと落ち着かず慌てて中途半端なクリア、拾われて二次攻撃受ける…が数回。パーカーとモドリッチがボールを追い回すも奪えず、バイタルエリアのスペースを使われる場面も気になった。
レノンもまだコンディションが戻らず不調だし、途中で出てきたローズはボールロストの嵐でピンチを招く。
アデバまでなかなかボールが渡らず孤立気味の時間帯も長いし…と悪い点を挙げていけばキリが無い(苦笑)

それでも、苦しみながらもしっかりと勝ち点3を積み上げたのはお見事。前節は同じようにリードしながら守りきれなかったので、ギリギリの守備でも耐えぬいたのは価値がある。ここ6戦で5勝1分けは立派な成績だしね。
エコトが昨季までとは違い頻繁に高い位置に進出して組み立てに絡む新境地を開拓しつつあったり、ウォーカーがまたしても快速飛ばして1アシスト、モドリッチが珍しく(笑)枠内シュート連発など良い面も幾つもある。
最高とは言えないまでも、チーム状態は悪くはない。次は3試合ぶりのホーム。連勝して再び勢いをつけよう!

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【EL】 vs Rubin Kazan
Category: EL・国内カップ  
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UEFA Europa League Group stage
White hart lane

tottenham.jpg Tottenham Hotspur   1
Rubin Kazan Rubin Kazan  0
得点
Spurs:パブリュチェンコ
Rubin:

1112 w4
Unused subs:Cudicini , Townsend, Falqué, Kane.

ヨーロッパリーグ(以下EL)グループステージの第三戦。近年ではCLでバルセロナ相手に金星を挙げるなど躍進しているロシアの強豪ルビン・カザンをホームに迎えた。拮抗した勝負にケリをつけたのは、そして決定的なピンチを救ったのは今季のリーグ戦ではなかなかチャンスが巡ってこない「忘れかけられた男」の意地だった。

柔軟で組織的なルビンに大苦戦
噂には聞いていたけど、実際にまもともに観たのは初めてだったルビン・カザン。やはり侮れない力を持ったチームだな…と感じた。スパーズはここまでと同様、ELにおいては若手と控え組主体のチーム構成ではあったが、負傷離脱していたレノン、サンドロらが復帰したことにより、これまでの二戦よりは強力なスカッドを組んでこの試合に臨んだ。しかも、得意のホームでの対戦。それでも、十分に試合をコントロール出来たとは言い難かった。

開始10分頃まではややスパーズが攻勢に出たものの、ルビンは慌てず騒がず全体的に引き気味な布陣で待ち構え、虎視眈々とカウンターを狙う強かさで対抗していた。スパーズのバックラインがかなり高めだった事もあり、その裏のスペースにロングボールを送り、バルデスを走りこませるといった具合。それもある程度脅威だったのだが、更に怖いなと思ったのが61番の選手。カラデニズ。彼がサイドで良いアクセントをつけており、対面するローズが対応に四苦八苦していた。ルビンの凄さはここから。最初は引いてカウンターの様相だったのに、試合展開を見てこれはいける!と踏んだのか、次第に攻撃に人数を割いてきた。試合途中で戦術を変える柔軟性を持ち、それを実行出来る駒が揃ってないとなかなか出来んよ。ピッチの横幅を広く使ってたのも印象的で、中から外、外から中と多彩な攻めを見せてきた。そんでもって、攻守の切り替えと、ボールホルダーへの集散が非常に速い。

そんな具合なのでスパーズは大苦戦。何度かあわやの場面を作られた。それでも、久しぶりの先発を任されたゴメスが発奮。時折、彼らしい?(笑)慌てぶりで混乱する場面も見られたが、全体を通せば安定したセービングでチームを引き締めた。両SBがどこか不安定な守備を見せた一方で、CBでスクランブル起用されたリバモアは及第点の出来、主将を任されたバソングもしっかりと役割をこなした。途中出場したカブール、エコトは流石の安定感でとても頼もしく、苦しみながらもクリーンシート達成した守備陣の頑張りは評価したいな…と。

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翻って攻撃陣は軒並み不調。レノンはコンディションもまだまだで彼らしい動きには程遠かった。何度かキレのあるドリブルも見せたが縦に抜けるスペースあるのに仕掛けず戻したり、中央に強引に入っていってボールロストなど良いところは無かった。ウォーカーとの連携もイマイチで、これは今後に向けて課題となるのかな。
ジオもまた散々。左右入れ替えて少し改善したが、著しく精彩を欠いた。良いアピールとはならず…。
個々の出来も芳しくなかったが、全体的にパスがずれる場面が多く、効果的な崩しは見られずじまいであった。

強烈なFK!スーパーパブ!
あまり効果的な攻撃が出来ず硬直した展開だったが、試合を決めたのは余りにも鮮やかで強烈な一発だった。
ローズが仕掛けて得たゴール正面のFK。キッカーはパブリュチェンコ。何も考えず思い切り蹴り込んだのが功を奏したのか、ゴール右上隅に強烈に決まった。これ以外ではあまり仕事をしていなかったけど(笑)試合を決める一発を決めたので、FWとしては最低限の仕事は果たしたと褒めるべきかな~と思ったりはする。
デフォーもパブもイマイチで存在感を発揮できずにいたけど、前線になかなかボールが入らなかったので、どちらかというとチーム全体の問題かもしれない。それだけルビンが上手く守ってたという感じでしょうかね。

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苦戦したとはいえ、結果的には1-0で勝ちきり、グループステージ突破に大きく前進。しかも、若手と控え組主体での結果なので上々だと思う。これでロシア遠征となるアウェーのルビン戦は更に主力級を温存出来るだろうし、この試合の勝利は大きいんじゃないかな。チャンスも貰ってる若手も課題は見えつつも、キラリと光る可能性も感じさせてくれてるし、彼らの成長を見守れるだけでも無理して早起きする甲斐は十分にあるな~と思う。
特に目を引いたのはキャロル。役割は非常に地味。きちんと目をこらして見ていないと何もやってないように映るけど、スペースを埋めたり、ボールを散らしたり、よくやっていた。華奢だけど、落ち着きもあるし、視野も広い。今のところ若手では一番いい働きしてると個人的には高く評価したい。いいぞ!キャロル!

管理人選定マン・オブ・ザ・マッチ:ロマン・パブリュチェンコ

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ルーニー不在でも俺がいる
Category: 選手の話  
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先に行われたEURO2012’予選最終戦のモンテネグロ戦でチームの絶対的エースFWであるルーニーが相手選手にローキックを見舞い退場した。下された審判は3試合の出場停止。前回大会の予選敗退からの復権を目指すイングランド代表にとっても、本戦のグループステージをルーニー不在で戦う事になるのは大きな痛手だ。指揮官カペッロはぐじぐじと愚行を犯したルーニーへの不満を漏らしているが、今更起こってしまった事を嘆いていてもしょうがない。本人も深く後悔している事だろうし、ここは彼を叩き続けるより、代替選手に期待するのが建設的だ。

いるじゃないか。イングランド屈指の点取り屋が。そう、ジャーメイン・デフォーである。

今季のデフォーは絶好調だ。公式戦9試合で5ゴール。不慣れな1トップで起用された昨季は大きく期待を裏切ったが、アデバヨールという心強い相棒を味方につけた今季、彼の類稀なる得点感覚は蘇りつつある。
元々、僕は彼の得点力に疑いを持っていなかった。絶不調に陥っていた昨季でさえ。得点が出来ないのはFWのせい、FWを補強しろ、デフォーは放出だ!と一部のファンが叫んだが、僕に言わせればとんでもない話で。
彼の得意な2トップで固定して使いなさいよ、と。そうすれば、彼は二桁ゴールなんぞ余裕で獲りますよ、と。

バックラインの裏へ抜け出す駆け引き、自分の形に持っていっての鋭いシュートはイングランドにおいても一級品だが、一昨季から取り組んでいる肉体改造によって上半身の強さが増し、相手を背負えるようにもなった。
相変わらず強引な仕掛けが目立ち「コンビを組むFWを生かす」という点においては難があるが、彼は生粋なストライカー。自分が一番得意な形に持っていき、ゴールが見えたらシュート。これでいいのでは?とも思う。

そんなデフォー本人も代表入りに並々ならぬ意欲を燃やす。彼のコメントを紹介して締めよう。
現在の俺はキャリアでも最高の状態にあるよ。調子が良いし、身体にキレもある。昨季の俺とは違う。
今の調子を持続していれば代表でもゴールを量産出来る自信があるんだ。正直、今は代表漏れして悔しい。
だけど、俺が代表でゴールを決められる存在だということをカペッロ監督もきっとわかってるはずさ。
今までだって俺はしっかり結果を残してきた(46戦15ゴール)し、W杯でも経験を積んだからね。
とにかく、今は本戦出場を目指して目の前の試合に全力を尽くすだけさ。必ず報われることを信じてね。
(デフォー)

代表のFWで他の目ぼしい候補はスタリッジ、ウェルベック、ベント、キャロル、クラウチといったところか。
若手の二人も伸び盛りで面白いし、代表ではイマイチなベントはともかく、残りの二人の高さも魅力だ。
だが、イングランドの命運を託せるFWは誰?と問われれば、僕は迷うこと無くデフォーの名を挙げるだろう。

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【第8節】 vs Newcastle United
Category: プレミアリーグ  
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England Premier League 2011/12
St James' Park

Newcastle.jpg Newcastle United  2
tottenham.jpg Tottenham Hotspur   2
得点
Magpies:バ、アメオビ
Spurs:ファン・デル・ファールト、デフォー

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Unused subs: Cudicini、Dos Santos、Rose、Townsend

リーグ4連勝中と好調をキープするスパーズ。今節乗り込むのはここ5年間勝利無しと相性の悪さが際立つ、言わば鬼門の地。レドナップ曰く『フットボールに生きる街』ニューカッスル。プレミアリーグ屈指、いや、世界屈指の熱烈なサポーターが生み出す圧倒的熱量に包まれたセント・ジェームズ・パークで今季好調の両者が激突した。

もはやフロックでは無い?ニューカッスルの強さ
試合前の段階で4勝2敗で6位につけるスパーズに対し、4勝3分けと今季未だ負けなしで4位につけるニューカッスル。キャロル、エンリケ、ノーラン、バートンと昨季の主力が軒並み移籍して戦力ダウンとの予想を覆し台風の目になってるわけだが、その実力がフロックでは無く本物なのではないか?と思わせる充実ぶりを感じさせた。
前線では屈強なバが起点となり、中盤ではカバイェ&ティオテが攻守に渡り存在感を発揮、バックラインはコロッチーニを中心に堅く、ゴールマウスは安定したセービングで評価を上げているクルルが鍵を閉める。
何より、チーム全体の組織が整備されていて、個々がしっかりと役割を果たしている。未だどこか個人技頼りの感が強いスパーズとは対照的と言えるかもしれない。その手腕に疑問符も付いていたパーデューだが、良いチームを作り上げているな…と感じた。まだ上位との対戦は少ないが、今季は十分ヨーロッパを狙えそうな予感すらある。

凡庸でつまらない前半、スリリングで手に汗握る後半
前半はお互い、見所が少なかった。典型的な「ハイライトの編集に困る」展開。共にゴール前まで迫る回数は少なく中盤のせめぎ合いが続く格好。スタジアムの熱さとは対照的にピッチ内で繰り広げられた様相は凡庸そのもの。
スパーズは相手DFの一瞬の隙から生まれたミスを突き、アデバヨールがPKを獲得し先制したものの、内容は芳しくなく、得意のトップ下で起用されたラフィーも完全に消えていた。右サイドで起用されたベイルも絶不調でことごとくボールロスト、モドリッチもどこか精彩を欠き、前線ではアデバヨールがただただ孤立していた。

この日は1トップでスタートしたスパーズ、オープンな斬り合いを嫌って中盤を厚めにしてポゼッションし、手堅く進めようという意図だったと思うが、パーカー&リバモアの急造コンビはティオテの献身的なハードワークを中心としたニューカッスルの豊富な運動量を前に思うようにボールを繋げなかった。相手の積極的なプレスはこちらのCBにも及び、スパーズは苦し紛れにロングボールに逃げたり、GKまでバックパスする場面が目立った。
ただ、ニューカッスルに思うように形は作らせなかった。両SBはやや危うい対応ではあったが、自慢のスピードで相手のサイドを抑えこみ、中央の2枚も堅実。特にカブールはことごとく空中戦を制し、跳ね返し続けた。
キングが途中で退くアクシデントがあったし、全体的には低調な内容ながらも、前半は1-0で折り返す。

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しかし、流石にこのまま終わるわけは無かった。前半とは打って変わって後半はコロコロと主導権が入れ替わり、お互いがオープンに攻め合うシーソーゲームの展開に。やや退屈だったゲームが、一気に盛り上がった。
後半開始直後、スパーズの右サイドが崩される。モドリッチとウォーカーの連携がやや乱れた隙を見逃さなかったグティエレスの突進を許し、折り返されるとバに決められてしまう。たちまちゲームは振り出しに。
ここからは俄然ヒートアップ。モドリッチが中央、サイドから二度も決定機を作り出し、惜しくも決められなかったものの明らかに流れはこちらに傾いていた。レドナップもすかさず動き、デフォーを投入。勝負に出た。

この采配がズバリ。ラフィーがいたことでバイタルエリアを上手く使えていなかったが、4-4-2に変更したこととニューカッスルの運動量減少が上手くリンクし、適度なスペースが生まれた。このスペースを巧みに活用したのがパーカー。この日初めて良い形で前を向くとデフォーに絶妙なスルーパスを供給、惜しくもカットされるも、このホットラインが再び。今度はデフォーの足元に送ると、デフォーは相手DFを背負いながら反転して、シュート。
わずか数秒だったが、今季得点感覚を取り戻しつつあるエースストライカーに迷いは無かった。鋭く振り抜いた左足から繰り出されたシュートは、飛びついたクルルをあざ笑うかのように鋭くゴールネットに突き刺さった。

これで2-1。二枚替えで猛反撃に出るニューカッスルもティオテのミドルなどでスパーズゴールに迫ったが、フリーデルが再三の好セーブで凌ぎ、デフォーもあわや追加点の場面も作った。残り時間5分。苦手のセントジェームズパークで久しぶりの勝ち点3も見えかけたが、やはり簡単には勝たせてくれない何かがここにはある。
1点目の失点と同様にこちらの右サイドに流れたアメオビが放った強烈なシュートにゴールを割られてしまう。
2-2。終了間際に同点に追いつかれるとここからはニューカッスルの怒涛の攻勢。もの凄い大声援でサポートする「12人目の力」も加わり、スパーズは何とか耐え凌ぐので精一杯の苦しい展開に追い込まれてしまう。
結局ドローで試合を終えたが、2度のリードを追いつかれ、最後はひっくり返されそうな冷や冷やな結末だった。

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管理人採点&ザックリ総評(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル4、エコト3、キング3、カブール4、ウォーカー3、モドリッチ3、パーカー4、リバモア3、ベイル2、ラフィー2、アデバヨール3、デフォー4、バソング3、パブリュチェンコ-

勝てた試合をドローに持ち込まれ落胆するか、苦手の地で好調の相手にドローで良かったと捉えるかは意見が別れるところではあるだろう。試合全体を通してどちらかというとニューカッスルのペースだったし、内容を考えればドローで御の字としても良いかとは思う。ただ、こういう試合を勝ちきれてこそ、ここまでの好調も本物だと思っていたので、最後の最後でスタジアムの雰囲気に半ば呑まれる形で追いつかれたのは、ちょっと残念だったかな。

相変わらずリードしてからの時間の使い方も下手くそだし、自分たちがコントロールしてる時間帯は押せ押せで良いんだけど、受けに回った時の脆さが目立つ。こちらのゴールは相手のミスを突いたPKとデフォーの個人技でチームで崩して奪った得点では無い。対して失点は崩されて(まあ、アメオビのシュートは単純に讃えたいレベルだったけど…)奪われたもの。ココら辺がどこかスッキリとしない原因なのかもな~と思ったりはする。
前半はお互いどこか雑で大味、後半はオープンに攻めあっての点の奪い合い。実にプレミアらしい試合で、特に終盤の攻防は見ていて面白い試合ではあったけど、4位以内を目指すチームのあるべき姿では無かったな…と。
期待しているからこそ厳しく評価したい。面白いのは結構だけど、いつまでもそれで片付けちゃいかんよな。

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新加入選手の躍動と小さな懸念
Category: 選手の話  
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プレミアリーグが開幕して約2ヶ月。トッテナムはここまで6試合を消化(ロンドン暴動の影響で開幕戦は延期)、成績は4勝2敗。開幕して2戦はマンチェスター勢に立て続けに完敗し、先行きが心配されたものの、夏の補強が出揃った後の4戦は破竹の4連勝を飾りチームは好調を維持している。上々のスタートを切ったと言っていいだろう。

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まだ順位をどうこう言う時期では無いが、現在6位。しかも、6試合中4試合は昨季のトップ6との対戦、そのうえ他のチームより消化が1試合少ないのだから、今後に向けて非常にポジティブなムードに満ちているのも頷ける。

そんな好調スパーズを牽引しているのがフリーデル、パーカー、アデバヨールの今夏新加入組の3選手である。
指揮官レドナップ(祝!9月の月間最優秀監督受賞!)も彼ら3人の貢献を高く評価しているようだ。
・パーカー
スコットの補強は大きいね。彼はこれからの数年間スパーズを引っ張れる存在だ。彼の能力に疑いの余地は全く無かったが、正に私が期待した通りの活躍を披露してくれているよ。彼はトップクラスだし、真のプロフェッショナルであり、人間性も素晴らしい。彼のプレーを見ればファンは必ずや彼を愛するはずさ。
・アデバヨール
マニュは素晴らしい実力を備えた選手だよ。彼が加入して4戦で4勝、これは決して偶然なんかじゃない。彼がチームにもたらしたものは計り知れない。彼とスコットの加入がチームを大きく変えたのさ。
・フリーデル
ブラドもまた素晴らしいプロフェッショナルだ。更新中の記録(プレミアリーグの連続出場記録)も信じられないよ。彼の獲得は難しい決断でもあった。素晴らしいGKであるゴメスとカルロが既にいたからね。だが、私はもう一人加えたかった。連敗時も彼のパフォーマンスは素晴らしかったね。人間的にも魅力的な男だよ。
(レドナップ)

ハリー爺が語ってる通り、彼ら3人がチームにもたらしたものは大きいと感じる。アデバは前線のキープ力と確かな得点力を、パーカーは献身的なハードワークと闘志を、フリーデルは守備に落ち着きと安定感を…。
センターラインがしっかりとしたことで、どこかふわふわする事が多かったチームに一本の筋が通った。
彼ら3人の活躍によって、他の選手の力をも引き出される相乗効果が早くも生まれ始めているのだから凄い。

だが、そんな彼らの躍動が際立てば際立つほどに小さな懸念が生まれてるのも事実。特にアデバヨール。彼への依存度の高さが気になるのだ。彼の存在感は絶大でガラリとチームを生まれ変わらせたが、一方で彼が不在となったらどうなるのか?という不安が頭を巡るようになったのだ。そんな不安を増長させたのが彼の負傷の情報。
ハムストリングに不安を抱え、次節ニューカッスル戦の出場が微妙という。ハリー爺も『強行出場させて更なる悪化を招き、長期離脱する危険性を犯すわけにはいかない』と語る。僕も無理強いは危険な賭けだ…と思う。

もちろん、チームにはデフォーがいてパブリュチェンコもいる。同じく少なからずコンディションの不安を抱えてはいるが、ラフィーもいる。次節のニューカッスル戦でどういうチョイスをしてくるかは非常に興味深い。
と同時に、災い転じて福と成す、良い試金石となるかもしれない。相手はここまで4位と好調をキープ、しかもスパーズにとって敵地SJPは直近6シーズンで勝利なしと鬼門の地。簡単な試合にはならないだろう。
そんな試合で仮にアデバ不在でも勝ち切る事が出来るか?チームの底力が試される、良い試練と思うのだ。

アデバが問題なく出てくれば頼もしい事は間違いない。だが、長いシーズンを乗り切るうえで、特定の選手に依存しすぎる体制は好ましくない。誰が抜けても遜色なく他の誰かが埋める。そんな結束力に期待したい。
4連勝した力が本物なのか、ただのアデバ依存の一過性の好調なのか。真価が問われる一戦になりそうだ。

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何かと気になるベッカムの去就
Category: NEWSについて  
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今年の冬にトッテナムがデイビッド・ベッカムのローンでの獲得を試みたのは記憶に新しい。結局は所属元のLAギャラクシーとの細かな条件面で合意に至らず、破談。だが、練習参加のみという形でスパーズに加わり、約1ヶ月近くスパーズロッジで汗を流したのだった。トップ画像はその当時のもの。練習のみの合流にも関わらず、束の間の「スパーズの練習着に身を包んだベッカム」にとても興奮し、嬉しかったのをよく覚えている。

そんなベッカムのLAギャラクシーとの現行契約が今年の11月をもって終了する。彼自身は今後の身の振り方についてハッキリとした言及はしていないので、このまま契約延長して留まるのか、冬の移籍市場にて欧州に復帰するかはまだ分からない。こうした状況を踏まえて当然の事ながら、世界的スターであり、未だ現役として戦う能力を維持している彼の獲得に興味を持つクラブは多い。リーグアンのPSGは積極的に動いてるようだし、プレミアリーグではQPRも興味があるとか。当然、1年前に獲得に動いた経緯があるスパーズも候補の一つだ。

だが、ハリー爺はベッカム獲得について冷静な態度を崩していない。今の状況を考えると難しい…と。
・ベッカムを一人の選手として、いや一人の人間として尊敬している
・彼は常にファンタスティック。周りの選手にも良い影響を与えるプロの鑑で、若手にとって最高の見本
・問題は彼が常時出場を望むだろうこと、彼に常時出場を保証する事が出来ないこと
・我々にはパーカー、ファンデルファールト、モドリッチらがいて、レノンも時期に負傷から戻ってくる
・彼を獲得したら、起用しないで置いておくわけにもいかんだろう?
(レドナップ)

当ブログでも何度も言及してきたが、僕は常々ベッカムの獲得には基本的には賛成のスタンスを取ってきた。
ハリー爺が語る通り、彼は真のプロフェッショナル。彼の真摯な姿勢から若手は多くを学ぶだろうし、他の選手も多くの刺激を受けるのは間違いない。もちろんメリットはピッチ内に留まらない。世界的な知名度は未だ健在で、スパーズの世界的な認知度、人気のアップに一役買うし、ユニフォームは飛ぶように売れるだろう。

ただ、やはり現状を考えれば、最大のネックとなるのが「彼を獲得してどこで起用するのか?」という問題。
ベンチに置いていざ!という時にスーパーサブとして起用出来るなら、これほど頼りになる存在もいないが、そういうわけにもいくまい。パーカーの加入やサンドロの台頭もあってただでさえ中盤は人員がひしめく現状、コンスタントな出場機会を与えるのは非常に難しい。25人の登録枠を考えても。無論、安くはない給料の問題も。

そのメリットは計り知れないベッカムの獲得だが、残念ながら今年の冬と同様に獲得に動きはしないと思う。
でも、個人的には彼の去就には注目してる。もう一度欧州の舞台で彼を観たい。そう思わせる選手だから。

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EURO 2012'への道
Category: NEWSについて  
やっぱりインターナショナルマッチウィークでプレミアリーグが無い間の1週間ってのは長く感じるよね。
あれってなんでなんだろうな?やっぱり体のリズムが週末の試合に合わせてるからなのかな。いや、体というより気持ちの方が大きいか。しんどい仕事や勉強も週末に試合があるぞ!と思うと、頑張れるという人も多いのでは。
この1週間はNEWSも殆ど無くて、ほぼ代表戦(というかルーニーの退場について)の話題一色って感じで。華麗にスルーしようかと思ったけど、一週間ブログ放置するのも申し訳ないんで久しぶりに代表の話題を幾つか。
母国の名誉を懸けて戦う、EURO 2012'本戦出場への道もいよいよ佳境。スパーズの選手達の奮闘を中心に。

イングランド ENGLANDスコット・パーカー
イングランドはアウェーでモンテネグロと対戦。パーカーも90分間フル出場してます。結果はロスタイムに追いつかれ2-2のドロー。既に本戦出場を決めていたとはいえ、カペッロで大丈夫かよ?という声もチラホラ。エースのルーニーも相手に背後からローキックをお見舞いして退場と踏んだり蹴ったり。首位通過なので結果オーライ?

wal.jpg WALESギャレス・ベイル
惜しくも本戦出場は逃したものの健闘したのが小国ウェールズ。最後の2戦でスイス、ブルガリアに連勝と意地を見せた。その連戦で勝利に大きく貢献したのが我らがベイル。2戦で2ゴールと輝きを放った。どうしても国際舞台には縁遠いウェールズ代表だけれど、魅力あふれる選手たちが揃っているんだよね。本戦で見たかったな。

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cro.jpg CROATIAルカ・モドリッチ、ニコ・クラニチャール、ヴェドラン・チョルルカ
グループ首位通過を賭けた直接対決でギリシャに0-2で完敗したクロアチア。しかし、最終戦のラトビア戦は2-0で勝利し、プレーオフ進出にはこぎつけた。ゴールこそなかったものの決定機に絡んだモドリッチはフル出場、ニコ、チャーリーは共に途中交代した。3人とも本戦で見たいのでなんとかプレーオフを突破していただきたい!

オランダ NETHERLANDSラファエル・ファンデルファールト
モルドバを下して9連勝と快進撃が続いたオランダ。迎えた最終戦でスウェーデン相手に2-3と競り負けたが、グループ予選の結果は圧巻の9勝1敗。37ゴールに8失点。余裕の首位通過でその強さが際立った予選だった。ラフィーもフル出場とチームに貢献した。彼の場合は負傷が心配だったので怪我が無ければそれだけでよし(笑)

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rus.jpg RUSSIAロマン・パブリュチェンコ
スロバキア、アンドラに2連勝し、迫りくるアイルランドを振り切り首位通過を決めたロシア。パブも2試合ともに出場、アンドラ戦ではゴールも決めた模様。ロシアも安定した強さを見せてる印象。本戦ストレートインはめでたいんだけど、アイルランド好きの自分としては何とも複雑だったりで(笑)いや、すまんパブ。おめでとう♪

fra.jpg FRANCEユネス・カブール
最後にフランス。カブールもフル出場を果たしたアルバニア戦は3-0で快勝、迎えた最終戦はボスニア・ヘルツェゴビナ。両チームに首位通過の可能性が残る天王山は1-1のドロー決着でフランスの首位通過が決まった。カブールの最終戦はベンチだったが、世代交代が進む中で今後もレギュラー奪取に向けて頑張って欲しいね。

フランス、ロシア、オランダ、イングランドが順当に本戦出場を決めた。後はクロアチア。プレーオフの抽選は木曜日。ベイルは残念だったけど、残りのスパーズ所属の選手はみんな本戦出場出来ればいいな。

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Spurs Next Generation #2
Category: S.N.G  
スパーズのアカデミー上がりの生え抜きや若手有望株、題して『Spurs Next Generation』(以下S.N.G)
を紹介する不定期企画の第二回。第一回はこちら → Spurs Next Generation #1(2011.09.22)

今回もスパーズの将来を担うであろう期待の若手たちをちょっと知ったかぶりも交えて(笑)紹介します。
ここから一人でも多くの選手がトップチームに定着し、大活躍する未来を夢見て。では、行ってみよう!

タウンゼント
  31 Andros Townsend  
  アンドロス・タウンゼント
  Position:MF  Age:20  Nationality:England

チーム事情によって主に左SBで起用されているタウンゼントだが、本来のポジションは一列前のサイドハーフ。だけどこの年代は変にポジション固定して考えるより色んな経験積んだ上で見極めるべきと思うので、今後どちらで伸びるかには注目してる。そこら辺はベイルやローズとも似てるかな。彼の一番の武器はやっぱりドリブル。スピードでぶち抜くというよりかはトリッキーでタイミングを外して抜く場面が多い印象。縦への推進力もありそうだけどね。そう考えるとMFとしての方が面白いかも。クロスの精度を高めてレギュラー奪取を目指せ!
 
フレデリクス
  43 Ryan Fredericks  
  ライアン・フレデリクス
  Position:MF  Age:18  Nationality:England

右サイドを主戦場とするサイドアタッカーのフレデリクス。当面の目標は同ポジションで大きく飛躍したレノンに追いつくことだ。まだあまり観る機会が多くないので判断材料が乏しいんだけど、まだ線は細いし、プレーの判断も遅い。せっかく良いパスを貰ってるのに、処理をもたついてDFに寄せられていた。ただ、足元の技術には見所がありそうで、DFに囲まれながらもスルスルと突破するプレーにはおっ!と思わされたのも確か。そういったテクニックを生かす為にもフィジカルと判断スピードの向上を!可能性は感じるので今後が楽しみ。 

まだまだいるので追々と小出しにしていく予定。ブログネタに困ったら登場させよういう魂胆なのは秘密。
当ブログでは今後も若手を応援しつつ、全く定着しないであろうS.N.Gという造語をゴリ推ししていきます(笑)

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ファンデルファールトは悩みの種? (後)
Category: 選手の話  
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ファンデルファールトかデフォーか。今、巷で盛んに議論されている一つのテーマがこの2人の選択について。
何故にこの2人の選択が議論の的となるのか?それは、トップ下を主戦場としているラフィーを、彼自身が頑なに主張するトップ下で起用する為には1トップを採用せざるを得ず、2トップでこそ力を発揮する点取り屋のデフォーとの共存が現実的には非常に困難である事実に依る。デフォー or ラフィーはイコール、1トップ or 2トップの命題と言っても過去ではない。スパーズが主に採用する4-4-2は中盤がフラットでトップ下が存在しないからだ。

未だ固まらないラフィーの起用法
昨季のスパーズはラフィーを最大限に生かすために長年親しみ、チームに浸透していた4-4-2から彼をトップ下に据える4-4-1-1に移行した。結果、チームはリーグで5位、CLでベスト8とそれなりの成績を残したものの、試合内容は概ね芳しくなく、得点が大幅に減少するかたわらで失点は増加、最後まで不安定な戦いが続いてしまった。
試行錯誤の1年間を経て、迎えた今季。前線には待望の大型FWアデバヨールが、中盤にはハードワーカーのパーカーが加わった。効果的な補強を施し、戦力アップした印象だが、ラフィーをどうチームに組み込むのか?という問題に対する明確な答えは未だみつからないままだ。昨季の戦い方を継続するのか、4-4-2へと回帰するのか。
いずれにしろ成功の鍵を握るのはラフィーの起用法。2つの例をあげて良い点・悪い点を考えてみる。

1. デフォー&ラフィーの共存 ~ラフィーが右サイドの4-4-2~

442_1011b.jpg前節の宿敵アーセナルとのノースロンドンダービーで採用した布陣がこれ。指揮官が大きな信頼を寄せるデフォーと司令塔のラフィーを共存させるべく、ラフィーをトップ下では無く右サイドに起用する、”苦肉の策”から生まれた布陣である。

ラフィーは右サイドとはいえ、基本的にはフリーダム。よってほぼトップ下然として振る舞う為に右サイドに大きなスペース(左図の円の部分)が空きがちになる。攻撃ではここを上手く使えるかが肝で、主に右SBのウォーカーのオーバーラップがメイン。広大なスペースを享受するのでウォーカーの攻撃性能が存分に活きる。また、アデバヨール(或いはデフォー)がサイドに流れて受け、そのトップの空けたスペースをラフィーが使っていくという形も。ポジションに囚われない流動性が特徴なので相手のDFから捕まりにくく、ラフィーと前線の2人が絡んで攻撃に厚みをもたらせるという面では非常に効果的だ。

だが反面、デメリットも大きい。右サイドに空いたスペースは味方が使える利点がある一方で、相手に自由に使われるという危険性をも併せ持つ。相手ボールになった場合、守備が不得手なラフィーの所が穴になりやすい。
そもそも本来のポジションを外れてプレーする事が多いため、その空いたスペースをケアする周りの選手(特に中盤センターの二人モドリッチとパーカー)の負担がかなり大きい。DFとMFで4-4ブロックを作って守る事の多いスパーズだが、一人が言わば組織を外れてプレーすることで綻びが生じやすく、全体的なバランスもいびつだ。

2. 昨季継続型システム ~ラフィーがトップ下の4-2-3-1~

442_1011d.jpgラフィーをトップ下に据える昨季型の布陣がこちら。当然、FWの枚数は1枚減ることになりアデバヨールを軸に考えるならば、デフォーはベンチに行くことになる。代わりに右サイドには本職のレノン。両翼はスピードに長けたウイングが縦に突破、中央ではラフィーが得意のポジションで攻撃のタクトを振るう。

一見すると非常にバランスは良さそうに感じるが、この戦い方を機能させるには1トップが前線でしっかりとボールを収める事、ラフィーがゴールに近い位置で仕事をするのに徹底する事が前提となる。ラフィーがボールサイドに寄りすぎてじりじりと中盤の底付近まで降りてきて(赤い矢印の動き)前線が孤立、中央は大渋滞でちんたらボール回しの遅攻、ポゼッションは高まるがサイドを上手く行かせない…というパターンが昨季によく見られた傾向の一つ。1トップを任せられるアデバの加入で前線のキープは無問題。後はラフィーとの距離感か。

アデバの加入で昨季よりかは得点力増加は見込めるが、前線の枚数を減らすならそれだけ中盤のサポートが不可欠。ラフィーが下がってきたらモドリッチなりパーカーが上がるといった連携を深めていかなければならない。また、問題は主に守備面。昨季は1トップにしたことで前線からプレスも影を潜め、各選手間の距離も曖昧、どこでプレスをかけてボールを奪うのかの約束事が徹底されていなかった。4-4-2ならば個々のポジションで役割が明確化されているし、2列のブロックで守れば問題は表面化しづらいが、1トップとなるとより全体の意思統一が必要になる。ただ、ラフィーの特性を生かしながら全体のバランスを保つ事を考えればこちらに分がありそうだ。
それでも好調でアデバとのコンビも良好、献身的な守備が見込めるデフォーを使えないのはもったいないが。

個人的な見解
やはり4-4-2を推したい。ただ、上で示したどちらの例でもなく、ラフィーは外す。4-4-2でラフィーを組み込むのには反対。彼を組み込もうとするとバランスが崩れる悪循環。今季のデフォーの調子やアデバとの相性を考えても現段階でデフォーを外すのはナンセンス。ラフィーを使うなら1トップでトップ下起用限定。4-4-2なら右にレノンかモドリッチ(ピーナール)を起用すべし。真ん中はサンドロ&パーカーがベター。

最後に…
2回に分けてファンデルファールトを中心軸に考えてみた。思ったのはやはり悩みの種になっているな…と。
自由気ままにあれこれ言える僕らが悩むぐらいだから、指揮を執るハリー爺の苦悩はさぞや深いだろうなと想像する。加入から1年数ヶ月経って未だに起用法に悩む選手というのもいかがなもんか?と思うんだけども、一方では彼の能力自体は捨てがたい魅力があるという事。ただ、『チームには王様はいらない』が僕の持論。
いくら時に違いをもたらせる働きが出来るラフィーであっても、チームに貢献出来るかどうかが一番大事。
ルーニーがいい例です。あれだけ点を決められる選手が、味方も生かすし、誰よりも走るし、献身的に守る。

実際、長いシーズンではベストな11人だけでは戦えない。怪我もあれば疲労もある。その都度コンディションも違えば、対戦相手などの状況にも左右されるだろう。そもそもベストな11人が何を持ってベストなのか?それを見出すことに意味があるのかも分からない。だが、出来るだけ早い段階でチームの骨格というか、確固たる形を定めることにこしたことはない。そして、その地固めにラフィーが少々足を引っ張っていることは確かだ。
ラフィーに今僕が求めたいのは一つ。偉大な「チームプレイヤー」になって欲しいということ。それだけです。

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ファンデルファールトは悩みの種? (前)
Category: 選手の話  
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トッテナムにとっては素晴らしい結果となったノースロンドンダービー。先制点を挙げたのはラフィーことファンデルファールトだ。昨季のダービーでも2戦で3発を叩き出した男はまたしても重要な一戦で価値あるゴールを奪ってみせた。絶妙なポジショニングと動き出し、抜群のボールコントロール。フィニッシュも完璧だった。
スパーズサポーターからの賞賛を一身に浴びた彼だが、試合後に自らの起用法について苛立ちをぶちまけた。
ひょっとしたらメディアが彼の発言の一部分を誇張してるのかもしれないが、不満を持ってるのは事実だろう。

彼の主張はこうだ。
・自分自身に一番合ったポジション(トップ下)でプレー出来ず苛立ちを感じている。
・トップ下でのプレーでこそ本領を発揮出来るが、サイドでは自分の持ち味が出ない。
・自分は90分間プレー出来る。コンディションの不安により途中で下げる判断を下されるのは心外だ。
・戦術的な交代であるのは理解はしているが、そもそも自分は相手を追い回すタイプの選手じゃない。

要は『トップ下でプレーしたい。サイドではプレーしたくない。90分フルでやらせろ。』ってことのようだ。
そして、彼のこうした態度は今回が初めてでは無い。つい先日もELのメンバー漏れに不満を表したばかりだ。
率直な感想を言わせて貰う。一選手がシーズン中に数度も監督批判するなんぞ馬鹿げているし、不愉快だ。
そりゃ、選手それぞれ色んな想いはあろう。采配や起用法、その他諸々。だが、それらを胸にしまい、チームの為に全力を尽くすのが選手の本分だ。よしんば文句を言うにしろ監督・コーチに直接するべきであって、メディアを通して発信する事自体が本来あってはならないこと。チームが一丸となるべき時期に有り余る態度です。

なぜに僕が問題視し、彼に対して首を傾げているのか。その理由は「組織の在るべき姿」を蔑ろにしている点。

チームを束ね、あらゆる事象に決定権を持つのは監督であって選手ではない。監督の命令は絶対であり、選手は従うのが原則だ。極端な話だが、それが出来ないのであれば例え能力があってもチームにとっては不要。結束が第一のチームにとって百害あって一利ないのだから。無論、意見をぶつけるのは大いに結構。だが、監督の方針に沿いたくない旨の発言はそれ即ち監督批判だ。組織において重要な約束事、原則を蔑ろにしたら瞬く間にその組織は根底から崩れる。ラフィーもチームの一員ならば、この原則を守って然るべきだと思うのだ。

能力に疑いは無い。それは誰もが分かっている。だからこそ、こういうニュースが度々持ち上がるのが残念でならないのだ。彼なりにチームの為に自分が最大限貢献したい!という熱い気持ちからなのだろう。しかし、これが今後も繰り返されるようなら、それは問題だ。チームとして彼を留めるべきか真剣に考えなければいけない。
人心掌握術に長け、選手とのコミュニケーションを大事にするレドナップのこと、今回のラフィーの「プチ造反」に対しても、しっかりと対話の場を設け、腹を割って話して、きっとうまく収束するだろうとは思っている。
だが、これだけは言っておきたい。ラフィーは己の態度の是非を今一度その胸に問い、そして改めるべきだ。

今回はこれにて。次回の後編では未だに悩ましい彼の起用法について。彼の主張する「トップ下起用」が果たして現状のチームにとって最良の選択肢なのか?幾つかのパターンとの比較で考えてみたい。

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【第7節】 North London Derby!!
Category: プレミアリーグ  
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England Premier League 2011/12
White hart lane

tottenham.jpg Tottenham Hotspur   2
Arsenal Arsenal  1
得点
Spurs:ファンデルファールト、ウォーカー
Gunners:ラムジー

1112w7
Unused subs: Cudicini, Bassong, Giovani, Pavlyuchenko.

澄み渡るような空が広がった快晴のロンドン、ホワイトハートレーン。通算149回目のノースロンドンダービー。長らく続くライバル関係での優位を是が非でも守りたい赤、北ロンドンの盟主の座の奪還、プレミアリーグの勢力図さえも塗り替えんと野望を抱く白。宿敵には絶対に勝つ。お互いの意地と誇りがぶつかる死闘が始まる。

この一大決戦、先発起用されたのは上記の11名。予想に反して、ELから中二日のデフォーを起用。アデバヨールとの2トップ、ラフィーの右サイドで臨む。中盤5人でポゼッションに長ける相手に対して、同じく中盤を厚くして手堅く行くかと思われたが攻撃的な布陣を敷いた。斬り合い上等。果敢に攻める事で主導権を握らんとする指揮官の想いの表れか。或いはデフォーとアデバヨールの新コンビに絶対的な信頼を置いているのかもしれない。

前半:一進一退の攻防、先制点はお祭り男
序盤から両チームとも積極的な姿勢で試合を展開した。最初にチャンスを作ったのはスパーズ。GKフリーデルのスローからアデバが右サイドを疾走、敵陣深くえぐってチャンスを作ると、中盤からの激しいプレスで再びボールを奪い、ラフィーからパーカーへの絶妙なスルーパスが通る。惜しくもパーカーのシュートはGKのセーブにあうものの、素早いテンポで攻め立てる上々の立ち上がり。開始10分はスパーズのペースで試合は進む。

しかし、アーセナルも負けていない。ウォルコットが意表をついたシュートで脅かすと、そこから立て続けのCK3連発。全体をコンパクトに保った陣形からの素早い寄せで中盤の主導権を握り流れを引き寄せる。CBのカブールがサイドに釣りだされファンペルシに突破を許して中央のジェルビーニョがシュートの場面はヒヤリとさせられた。

スパーズはボールを繋げずロングボールに頼る単調な攻撃に終始する展開に。じりじりと押し込まれ、形勢は次第にアーセナルに傾いていった。フィニッシュの局面でのミスに助けられなければ危ないところだった。
そんな悪い流れを断ち切ろうと奮闘したのがベイル。得意の縦への突破からクロスを供給。あわやの場面を作り出した。特徴的だったのが逆サイド。右サイドのラフィーは例によって中央寄りにポジショニング、空いたスペースをアデバやデフォー、ウォーカーらが代わる代わる使って、効果的な攻撃を繰り出していた。常に相手にとって危険な位置に巧みにポジショニングするラフィーを上手く使えない時間帯が続いたが、遂にその動きが結実する。

モドリッチが中央に送ったボールをラフィーがデフォーに預けて自らは前線へ。デフォーからアデバにボールが渡るとアデバはラフィーの動き出しを見逃さなかった。エリア内でパスを受けたラフィーは巧みに胸でコントロールして(若干手に当たったようにも見える微妙なシーンだが…)ゴールに流し込む。遂に試合の均衡が破れた。
歓喜を爆発させるスパーズサポーターに駆け寄り雄叫びをあげたラフィー。ここ2戦のダービーで3発の「お祭り男」がまたしてもこの重要な一戦で価値あるゴールを奪って見せた。やはりこの男、「持ってる」な(笑)

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後半:バランスの修正、飛び出したスーパーゴール
リードして迎えた後半だが、前半45分間を終了して嫌な予感はあった。あ~このままいくと、早い段階で選手交代含めて修正しないとやられるだろうな~と。案の定だった。後半開始早々、波状攻撃を受けると凌ぎきれなかった。不安点だったこちらの右サイドに空いたスペース、そもそもラフィーには守備には期待できないもののあまりにあっさりとソングのエリア侵入を許した。ものの見事に折り返されラムジーに詰められる。試合は振り出しに。

前半の先制ゴールを生み出したのもラフィーのフリーダムなポジショニングであるならば、この後半開始早々に許した失点もそれだった。正に諸刃の剣。前半の戦い方にどこかバランスの悪さを感じていたのだろう、ベンチもサンドロ投入を準備していた。しかし、様子を見た。これが裏目。そこからはアーセナルの攻勢が続いてしまう。
さすがはアーセナル、今季は不調とはいえ、やはり中盤からの繋ぎに関しては一枚上と感じた。キングとカブールの両CBはスピードに難があるためラインが深くなりがちで、リトリートの意識が高い。一方で中盤から前は積極的にプレスをかける。バックラインと中盤の4-4の2枚のラインがコンパクトに保てず、その間にポッカリと穴が空いた。ただでさえ中盤の枚数は一枚少なく、ラフィーはフリーダム。そのスペースを上手く使われていた印象だ。

流石にマズイとレドナップも腰を上げる。ラフィーに代えてサンドロ投入。中央でパーカーと組ませて守備の強化と全体的なバランスの修正を図る。これがズバリ。驚くほどに安定した。反撃の準備が整うと、決勝点は突然にやってきた。モドリッチの強引なシュートの跳ね返りをウォーカー!右足を振り抜くと、ボールは強烈な弾道で揺れながらゴールに突き刺さった。スーパーゴール!これにはビビった。いや、ちびった。凄い!の一言。

そこからは押せ押せ。サニャがエコトとの接触で負傷退場するアクシデントも反撃の追い風に。若手のジェンキンソンが入ったが、ベイルの前では無力。再三再四、スピードでぶっちぎる。やはりベイルはとんでもなく速い。
惜しむらくは追加点を挙げられなかったことだが、守備固めの采配でガッチリとリードを守って逃げきった。

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管理人採点&ザックリ総評(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル3、エコト3、キング4、カブール4、ウォーカー5、ベイル5、モドリッチ4、パーカー5、ラフィー4、アデバヨール4、デフォー4、サンドロ4、チョルルカ-、リバモア-

特にスパーズの出来が良かったとは思わない。むしろ、相手のミスに助けられた部分がかなり大きいと感じた。
楽に勝てたとは全く思わんし、タフなゲームだったけど、この感じの展開はいつもならドローぐらい(最悪なら負けてた)気がするんだよね。この日のスパーズは冷静に振り返れば、それぐらいの出来だったということ。
まあ、内容はどうでも結果が全て。それがダービーというもの。勝利という結果だけで大満足ってもんです。

あと、何と言っても忘れちゃいかんのはパーカーの奮闘ぶり。大車輪の働きだったよね。文句なくMOM。
中盤の底でしっかりと支え、スペースを埋めるべく誰よりも走って、危ない場面では体を投げ出してブロック。
疲労困憊の中、終了間際にもなお、敵陣深くまで走ってくれた。キングがオーバーラップして空いたスペースに全力で戻り、タックルで防いだ場面なんて鳥肌もんよ。本当に加入してくれて良かったと心から思ったな。

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ノースロンドンダービー直前スペシャル
Category: 企画  
今日はシーズン最大にして最重要の一戦が行われる。そう、宿敵アーセナルとのノースロンドンダービー。
この試合ばかりは直近の成績や順位、両者の力関係などは全く関係無い。北ロンドンの盟主の座を賭けて、互いが意地と誇りを胸に激突する。絶対に負けられない、いや、絶対に勝たなければいけない試合。一大決戦です。

試合を前に緊張感、興奮がいやが上にも高まりますが、試合までに更にテンションをMAXに持って行こうじゃないですか!ということで、当ブログ的プレヴューを。題して『ノースロンドンダービー直前スペシャル』

ここ3年間の対戦成績

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通算対戦成績では大きく負け越しているが、ここ3年間だけをみると両者の戦績は拮抗していることが解る。
スパーズが残した2勝1敗3分けの成績が示すもの。それは長らく続いたアーセナル優位の時代が終わりを告げ、スパーズが本当の意味でのライバルとしての力を身につけ両者が相まみえる、新たな時代の到来だ。もはや引き分けで御の字では無い、絶対勝つ!と意気込むスパーズサポの方も多いだろう。当然だ。不安混じりの虚勢でも無く、ましてや願いや祈りの類ではなく、確信を持って高らかに。そう心から信じて疑わないチームが今はある。



両チームの負傷者情報&予想スタメン

tottenham.jpg Tottenham Hotspur
木曜日のELシャムロック戦では主力を多数温存、前節ウィガン戦から10人を入れ替えた。アーセナル戦では恐らく前節とほぼ同様のメンバーで臨むと思われる。ピーナールが復帰した一方で、ギャラスが負傷者リスト入り。
ハドルストン、ドーソンは引き続きアウト。キングと鼠径部に不安のあるレノンは当日のフィットネス次第か。
Arsenal.jpg Arsenal
こちらもミッドウィークのCLオリンピアコス戦では主力数名を温存。負傷者が多く苦しい状態のようで、ジュルー、ヴェルマーレン、ディアビ、ウィルシャーが離脱中。加えてコシエルニー、ウォルコット、ジェルビーニョ、ベナユン、スキラッチらも微妙で当日まで見極めて出場の是非を判断する模様。詳しくは知らん(笑)

nld_sq.jpg

勝負を分けるであろうポイント

1.中盤のせめぎあいで負けるな!
今季はポゼッションも大事にしているスパーズ、ショートパス主体で崩すスタイルを押し出しているが、その分野ではやっぱりまだアーセナルが一枚上手。サンドロ&パーカーがどれだけ潰せるかは大きなカギだ。
2.サイドを制圧せよ!
やや強引な中央突破が多いが、スパーズの好調のバロメーターはサイドアタッカーの出来。ベイルやウォーカーが好き勝手に暴れる事が出来ればこっちのもんだ。逆に封じられるようだとかなり苦しくなるんじゃないかな。
3.とっておきのジョーカーよ、いつでも行ける準備を!
試合展開は予測不可能だが、ベンゲルvsレドナップの采配合戦も見所の一つ。アーセナルは知らんが、スパーズにはとっておきの切り札デフォーが控える。先発で行く可能性もあるが、点取り屋の投入で流れを引き寄せたい。
4.センターフォワード対決!
スパーズのCFはアデバヨール。古巣相手に燃える男が必ずややってくれるだろう。対するお隣。やはり一番怖いのはファンペルシ。こいつに仕事をさせなければ8割方は大丈夫だと思えるほど危険な存在。奴を止めろ!

戦前の予想ではスパーズ優勢を伝えるところも多かったりする。なんか不思議な気分だよ。落ち着かね~(笑)
確かにアーセナルは今季は開幕から不振で過去最悪とも言われる苦しいスタートとなってるし、スパーズは開幕2連敗したとはいえ、その後3連勝と上り調子。少なくともプレミアリーグ発足以降、最も差が無い状態で迎えるノースロンドンダービーだとは思う。でもね、簡単に勝てるだなんて思ってたら痛い目に会うよ。腐ってもお隣だからね。そんなに甘っちょろい相手じゃないことはスパーズサポなら十分すぎるほど理解してるはず。
ちょっと楽観すぎやしないかと心配したくなるぐらいのムードが逆に不気味。隙に繋がらなければいいけど。
まあ、選手たちはこの試合の重みを良く解ってるだろうから、気合120%でガンガン行ってくれるとは思うが。

もちろん望むのは勝利のみ。それ以外の結果には何の意味もない。なんせ死闘。熱い試合になることは間違いない。そして、たぶんお互いが激しく攻め合う展開になるはず。守備陣の奮闘と攻撃陣の爆発に期待したい。
いずれにしろ僕らはただ信じて応援するだけです。絶対勝つ!完膚なきまでに叩いて勝つぞ!COYS!

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