トッテナムを温かく・時に厳しく見守るブログ

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【第32,33節】 vs Sunderland,Norwich City
Category: プレミアリーグ  
まず、しばらく更新が途絶えてご無沙汰になってしまった事をお詫びいたしやす。面目ない。
どうもこの時期はリアル生活が忙しく、なかなかブログを書こうというパワーが湧いてこず。ズルズルとサボっているうちに書くのも面倒くさくなってきて放置…という、当ブログの読者の方にはお馴染みの展開でして(笑)

本来であれば大事な終盤戦、日々のニュースも織り交ぜつつで盛り上げていきたいところなんではございましょうが、もう残り5試合になってしまうと戦術だ、システムだを語るには今更感が半端無く、予定していた適材適所ノススメの其ノ二は取り止め。もうね、ハリー爺のチョイスを信じて見守るしか無い。という答えに落ち着く始末。
選手が一丸で頑張ってるこの時期に補強について語る気は無いし、監督交代問題もどうせシーズン終了後までは動きは無いでしょう。ニュースといっても選手、監督の意気込みぐらいなもんで、そこは敢えて多くは触れず。
当ブログもそろそろ潮時かな~とは思ってるんだけども、シーズン途中に投げ出すのもアレなんでせめて今季いっぱいは、マッチレポだけでも、と。今回は手抜きで申し訳ないが、ドイヒーだった2試合まとめてドン。

VS Sunderland.jpg Sunderland  0-0

内容としては見るべきものに乏しい凡戦。まあ、なんつーか、今季最低の部類に入るでしょうね。前節のスウォンジー戦でなかなか面白い試合を見せてくれて、ようやく魅力的なスパーズが戻ってきたぞ!よし、これから残り6戦希望が見えてきた!と思った次がこれなもんで、落胆、失望が半端なかった。全体的に運動量が少なく、流動的な攻撃が見せられないどころか、サンダーランドのフィジカルファイトに手こずり、完全に後手に回っていた。
ギャラス、カブールの両CBが粘り強く対応してなんとか無失点で切り抜けたものの、中盤から前の選手は軒並み不調でミス、ミス、ミスのオンパレード。これじゃ、点は入らんわな…と半ば呆れながら見てました。
両チーム共にエリア内のハンドが見逃されたので、ラッキーとも言えるしアンラッキーとも言える奇妙な試合。
一番目立ったのはサンドロ。良い意味でも悪い意味でも。攻撃においては単純なボールロストが多く、周りとも上手く合っていない。だが、守備においては誰よりもピンチの場面で効いていた。両極端すぎて、評価が難しい。
頼みのアデバにもボールが収まらず、大苦戦だったね。どうも、ノースイーストには良い思い出が無い(苦笑)

32-1.jpg 32-2.jpg

管理人採点(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル3、エコト3、カブール4、ギャラス4、ウォーカー3、サンドロ4、モドリッチ3、パーカー3、ファンデルファールト3、ベイル3、アデバヨール3、レノン4、デフォー3、サハ3

VS Norwich.jpg Norwich City  1-2

サンダーランド戦から中一日という強行日程で行われたノリッジ戦。ハリー爺は疲労を考慮(怪我人も数名いたが)して5人を入れ替えて試合に臨む。レノン、リバモア、キング、デフォー、サハがスタメン。相手はここまで健闘しているとはいえ昇格組、しかも今季は2敗しかしていない得意のホーム。まず負けは無い、ここはサクっと勝ち点3奪って4位を争うライバルにプレッシャーを…というシチュエーションだったと思うんだけど、そのどこか甘く見たというか、舐めた感じが選手たちにもあったかな?という感じの試合だった。結果はご存知のとおり、1-2と痛恨の敗戦。絶対に勝たなければいけない試合で、よりにもよってホームで余りにも痛い取りこぼし。

試合の入り方は決して悪かったわけじゃないんだけど、相手のシンプルながら迫力のあるロングボール戦法にたじたじ。完全に術中にはまってしまった。僕は敗戦にあたって、誰かを戦犯に祀り上げるのはあまり好まないんだけど、明らかにキングが足を引っ張っていた感は否めない。1失点目は思うように体がついていかず相手にお膳立て、2失点目も中途半端な寄せでベネットのミドルを許した。もちろん、彼だけの責任では無い。フォロー出来なかったエコト、中盤でフィルターをかけられなかったCMF、全体の守備意識、集中力の欠如…etc 原因を突き詰めていけばボロボロ出てくるんだけど、今までのキングらしくないプレーだった。これまでは久しぶりの試合でも難なくこなしていた彼だけど、ちょっと陰りが見えてきてるかな?と。次にはしっかりやってくれればいいが。
攻撃ではベイルが強引な突破で打開しようと試みていたけど完全に空回り、デフォーとサハのコンビは機能せずであまり多くのチャンスは作れず。相手FWホルトのポストプレーとベネットのミドルはお見事。完敗でした。

33-1.jpg 33-2.jpg

管理人採点(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル3、エコト3、カブール3、キング1、ウォーカー2、モドリッチ2、リバモア3、レノン3、ベイル3、デフォー4、サハ2、ファンデルファールト3、ネルセン3、アデバヨール3

最低でも勝ち点4は計算していたんだが、結局得たポイントは1。お隣との3位争いどころか、ニューカッスル、チェルシーにほぼ並ばれて熾烈な4位争いに巻き込まれる事に。ここまでに築いた貯金は完全に食い潰した。もはや数カ月前に楽観的な空気すら漂っていたのが懐かしいよね。ここまで厳しい状況に立たされてしまうとは。
何が悲しい、情けないってこの連戦で、選手たちから是が非でも勝つんだ!という気迫が見えなかった事。
こんなんじゃ、いかんよ。いつからビッグクラブ様になったんだ?CLに出られて当たり前のチームじゃ無いぞ?
あくまでスパーズは挑戦者。それを思い出して欲しいね。絶対にCLに出るんだ!というハングリーな気持ちを。

ハリー爺もついこの間まではタイトルも口にしていたのに、4位争いが精一杯だと弱気に態度を修正(笑)
まあ、ここまできたら開き直ってやるしかないよ。残り5戦。四の五の言っても始まらん。勝つしか無い。
ただ、一つだけ。これからは下位ばかりだから、相手関係が楽だなんてズレたこと言ってたら、この2試合の二の舞になるよ。選手たちはふんどし締めて、チーム一丸で奮起して欲しい。僕らも、信じて見守ろう。
まずはFAカップ準決勝チェルシー戦。カップ戦どころじゃなくなってる状況だけど、やっぱりウェンブリーでカップを掲げるのを見たいわな。ハリー爺のこの4年の集大成というか最後の花道というか。今の面子でタイトル欲しいところではあるよね。カップファイナルの最高の雰囲気を味わいたいし、ここは負けられない。必勝で!

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【第31節】 vs Swansea City
Category: プレミアリーグ  
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England Premier League 2011/12
White hart lane

tottenham.jpg Tottenham Hotspur   3
Swansea.jpg Swansea City  1
得点
Spurs:ファン・デル・ファールト、アデバヨール2
Swans:シグルドソン

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Unused subs: Cudicini, Nelsen, Defoe, Saha.

内容は悪くないもののリーグ戦ではここ5試合勝利から遠ざかっているトッテナム。今節ホームに迎えるのは、若き指揮官ロジャーズに率いられ、ショートパススタイルで旋風を巻き起こしているスウォンジー。ボールを大事にするポゼッションスタイルが特徴の両クラブの対戦は、お互いが持ち味を出しながら攻め合う好ゲームとなった。

スウォンジーは面白い
スウォンジーのフットボールは面白い。彼らの試合を目にした多くの方から聞こえてくる意見だ。僕も同感で、決して資金が潤沢では無く、ビッグネームがいるわけでもない彼らが自分たちのスタイルを磨き上げて、今季ここまでのプレミアリーグで見せている戦いぶりには心から感嘆する。誰もがまさか、ここまでやるとは思ってなかったはずだ。アウェーの対戦では1-1のドロー。彼らの攻守の切り替えの速さと、ショートパスを丁寧に繋ぐスタイルに大いに苦戦したのも記憶に新しい。今季はポゼッションを重視して戦うスパーズと、決してロングボールに頼らず繋いで繋いで繋ぎ倒すスワンズ。どちらも攻撃に自信を持つ両クラブの対戦だけにとても楽しみにしていた。

試合は序盤からその期待に違わぬ好ゲームの様相。最初にペースを掴んだのはスワンズ。お得意のショートパスで丁寧にボールを繋ぎ、スパーズの左サイド奥深くに進軍。さっそくスパーズを脅かす。前線からのプレスが厳しく、スパーズのバックラインにもガンガンにプレスをかけてきたのでスパーズは開始15分まで押し込まれる事に。
スワンズはボールの運び方、展開の仕方が非常に巧みだ。前線のグレアムに単純に預けるのでは無く、基本的にはサイドのシンクレア、或いはルートリッジが起点となり、そこに2人目、3人目が絡んでいく。サイドに人数をかけて数的有利を作り突破を図りながら、DFがサイドに寄ってくると今度は中央に展開していく。ピッチを幅広く使い、中→外→中と的を絞らせない。攻守の切り替えも速く、全員守備、全員攻撃を徹底。本当に良いチームだ。

火花散る前線からのプレッシング合戦
序盤はそんなこんなで大苦戦。しかし、スパーズがワンチャンスをしっかりモノにする。カウンターからモドリッチがベイルを上手く走らせると、ベイルは鋭いクロスを供給。それがDFに当たり、こぼれたボールをラフィーが冷静にゴールに蹴り込んだ。モドリッチの判断、ベイルの突破力、ラフィーの決定力がガッチリと噛み合い、貴重な先制点を挙げた。このゴール、簡単そうに見えるが案外難しいはず。ラフィーの高い技術力が生んだゴール。

この先制点を境に押し込まれていたスパーズが息を吹き返す。形成を逆転させた一番の要因は前線からの積極的なプレスだ。そう、序盤にスワンズにやられていた激しいプレスを今度はスパーズがやり返す事によって主導権を完全に手繰り寄せたのだ。最前線ではアデバヨールが諦めずにボールを追い回し、決して守備が得意とは言い難いラフィーの懸命に守備に参加する。中盤ではモドリッチ、サンドロがスペースをケアし、中盤の底ではパーカーが奮闘、危なくなりそうな場面では常に顔を出した。ここからは、スパーズの独壇場だった。

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ベイル無双。この日の彼は誰も止められない
この日のベイルは正に無双。コンディションもすこぶる良さそうで動きがキレッキレだった。主に左サイドに位置した彼はボールを受ければ常に仕掛けて、そのスピードで相手を振り切り、精度の高いクロスや威力十分のシュートを連発。一度ドリブルを開始すれば強靭なフィジカルで相手を弾き飛ばし、囲まれても鋭いクイックネスでするすると突破。こんなに凄い彼を見たのは久しぶりじゃないかな。そうそう、これだよねベイルは!というプレーの数々で、ボールを持つ度にワクワクしたし、彼に預ければ得点が生まれるなというオーラを纏っていたね。

前半から数多くのチャンスを作っていたけど、後半は特に良かった。シグルドソンに素晴らしいボレーを叩きこまれ1-1の同点にされ、一時はまた今日も…と嫌な予感がよぎり始めたけれど、ベイルが力強く突進を繰り返す様を見て、こりゃ大丈夫だな!と確信した。70分には両指揮官が勝負のカードを切る。スウォンジーはダイアー、スパーズはレノン。共にスピードスターを投入し、勝ち点3を狙いに行ったが、流れは完全にスパーズ。直後のCKからラフィーがアデバにピンポイントで合わせるとアデバのヘッダーが豪快に突き刺さり2-1。怪我から復帰したレノンが右サイドからクロス、アデバが再びヘッダーで追加点をゲットして3-1。一気に勝負は決まった。

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管理人採点&ザックリ総評(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル4、エコト4、カブール5、ギャラス4、ウォーカー4、サンドロ4、モドリッチ4、パーカー5、ファンデルファールト5、ベイル5、アデバヨール5、レノン4、リバモア-、ローズ-

昇格組ながら丁寧なボール回しで戦うスウォンジーの姿勢に改めて好印象を抱いた。そして、それ以上にこの日のスパーズは魅力的で面白いフットボールを見せてくれた。シーズン序盤戦に見せていたプレミアリーグ一面白いスパーズの復活。待っていたよ、この日が来るのをずっと。献身的なプレスと2得点のアデバ、懸命に走って1ゴール1アシストのラフィー、前述したベイル、復帰早々活躍のレノン。彼ら攻撃陣の出来が素晴らしかったのはもちろんだが、集中を切らさずビッグセーブを見せたフリーデルや再三のシュートブロックで気を吐いたカブール、冷静沈着なカバーリングとリーダーシップでチームを引き締めたギャラスらの活躍も光った。そして、パーカーとサンドロも中盤でよく相手についていった。途中で退く事になったけど、今日のサンドロは地味ながら効いてたよ。
実に6試合ぶりの勝利。長かったね。とりあえずようやく内容に結果が伴いホッとした。ハリー爺のガッツポーズにも力が入ってたし、残り7戦に向けてまた勢いがつきそうな快勝劇。最高に楽しいゲームだったな。

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【第30節】 vs Chelsea
Category: プレミアリーグ  
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England Premier League 2011/12
Stamford Bridge

Chelsea Chelsea  0
tottenham.jpg Tottenham Hotspur   0
得点
Blues:
Spurs:

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Unused subs: Cudicini, Kranjcar, Rose, Defoe, Nelsen.

チャンピオンズリーグ出場権が得られる4位以内を激しく争う両クラブ。4位トッテナムと5位チェルシーの間にはわずか5ポイント差しかない。ロンドンダービーは今後の終盤戦の行方を占うビッグマッチとなった。晴天のロンドン、敵地スタンフォード・ブリッジでの激突は行き詰まる攻防、互いが一歩も譲らぬ拮抗した展開になった。

5ポイント差が生み出した慎重なスタンス
4位を争うライバルとの直接対決とあって、この試合は両クラブにとって重要な意味を持つ一戦となった。リーグ戦も佳境、残り8試合。そういった状況を考えれば言うまでもないが、もし仮にこの試合、敵地でライバルを叩けたならば開くポイント差は8、一方で負ければその差はわずかに2に詰まる。この一戦の勝利はただの一勝にあらず。所謂「6ポインター」のビッグゲームだ。だが、それでも両者の間には微妙な温度差があったのも確かだ。
スパーズとしてはもちろん勝ちたい、だが、引き分けでも十分にOK。引き分けならばチェルシーとの差は5のまま維持出来るのだから。玉砕覚悟で是が非でも勝ちに行く必要性は無い。一方のチェルシー。ここで負ければCL出場は大きく遠のき、引き分けすらも許される余裕は無い。勝利こそがマストであり、言わば背水の陣だ。

この両者の微妙なスタンスの違いが、そっくりそのままピッチでの戦術に反映される事になったのは非常に興味深いし、考えてみれば至極、当然の成り行きとも言える。スパーズは攻撃に人数を割く事はほとんどせず、まず守備ありき。失点のリスク減と得点のチャンス増を秤にかけ、明らかに前者に重きを置いた慎重な戦い方となった。
対するチェルシーも現実的だった。魅惑的なパスサッカーを標榜した(オーナーから課せられた)であろうヴィラス・ボアスの失敗からディマッテオの暫定政権へと移行し、CLのナポリ戦で奇跡的な逆転劇を演じたのも記憶に新しいが、そこで繰り広げられたのは激しいフィジカルファイトと前線のドログバへのロングボールを軸にした骨太なフットボール。この日のチェルシーもまた、基本的な戦術はドログバへの放り込み頼みであり、キレイではなくとも泥臭く勝利を奪おうという意図を感じた。スパーズの攻撃を十分に警戒しながらも、強みを活かす戦術。
全体を通して、ショートパス主体で丁寧にポゼッションして相手の攻撃のターンを減らそうとするスパーズと、攻守の切り替えの速さで対応しつつ、前線のドログバへの縦ポン一発を狙うブルーズという構図で進んだ。

闘将ギャラスの存在感と高い守備意識
この日は久しぶりに変則3トップの布陣を敷いたスパーズ。だが、3トップというよりかは中盤の底のパーカー、その少し前にサンドロとモドリッチを配した3センターにベイル、ラフィーを加えた5人のMFで中盤を厚くした格好。前述したようにポゼッション重視で出来るだけスムーズにパスを回す事、中盤での主導権を握る事を考えてのもの。個々の守備意識も高く、ボールを自陣で奪っても一気に前線に人数をかけるのではなく、ゆっくりとパスを回しながら時間を使い、隙あらばベイルやアデバに繋いでチャンスを作っていこうといった感じ。本来のスパーズらしいスピーディーな攻撃は影を潜めたが、これが主に守備面では効果てきめん。チェルシーに決定機を多く作らせない事に成功。両SBも攻撃は自重気味。今季は積極的に上がるエコトもサイドのスペースケアに奔走していた。

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危なくなりそうな場面ではパーカーが常に顔を出してピンチの芽を摘み、サンドロもあまり目立ちはしなかったがしっかりとカバーリングしていた。また、何より光ったのが両CBの奮闘。カブールは自慢の高さで競り合いを制し、大胆な攻め上がりでアクセントをつけた。そして、ギャラス。この日の彼は素晴らしかった。持ち前のリーダーシップをいかんなく発揮し、プレーが切れた時には味方に身振り手振りで的確な指示を出し、若いチームを鼓舞した。バックラインからの繋ぎも彼が入ることでかなりスムーズになっていたし、今季はどこかチグハグなセットプレーにおいても自らのヘッダーで惜しい場面を作ったり、守備面でも崩れなかったのはギャラスの存在とは無関係では無いように思えた。ここまでは怪我で出場も多くは無いが、こういうビッグゲームには彼の経験が本当に頼もしかったし、最近のキングがどこか不安定な事も考えれば、残り試合は彼を軸にしても…とも思ったな。

数少ない好機を決められず…
エンターテインメント性にはやや欠けたが緊張感のある好ゲームだったと思う。お互い、あまりシュートまで持って行けずじまいだったが、チェルシーはドログバが流石のフィジカルお化けぶりを発揮してあわやの場面を作ってたし、マタのFKがポスト直撃の場面はフリーデルも完全に見送ってたんでやられた…と思ったよ。対するスパーズもチャンスの数はそれほど多くなかったが、モドリッチのパスにアデバが抜け出してシュート(G・ケイヒルが間一髪でブロック)や、ウォーカーのシュート(ボール1個分外に)、ラフィーの連続シュート(ツェフ、A・コールのブロック)、CKからのベイルのヘッダー(バー直撃)、終了間際のベイルのシュートなどなど、どちらかといえば決定機を作ったものの決めきれず。惜しい場面もそれなりにあっただけに、あと一歩が悔やまれるね。
あと、チェルシーの攻守の切り替えは見事だった。スパーズがカウンターに行こうとしてももの凄い速さで全員が帰陣し、守備組織を整える様は流石だな~と感じたな。兎にも角にも、グッドゲームだったのは確かです。

管理人採点&ザックリ総評(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル4、エコト3、カブール4、ギャラス5、ウォーカー4、サンドロ3、モドリッチ4、パーカー4、ファンデルファールト4、ベイル4、アデバヨール4、リバモア3、サハ3

結局スコアレスドローで両者痛み分け。ポイント1を分け合うことに。スパーズとしてはこれでリーグ戦5戦連続で勝ち無しなわけだけど、この日に関してはポジティブな印象だった。全体的にはやや優勢だったし、敵地で勝ち点1は悪くない結果。むしろこの結果に落胆してるのはチェルシーだろう。こういう戦いが出来ていれば今後も結果はついてくるはず。次節はホーム、久しぶりに勝ち点3欲しいね。FAカップの再試合も勝って勢いつけよう!

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【第29節】 vs Stoke City
Category: プレミアリーグ  
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England Premier League 2011/12
White Hart lane

tottenham.jpg Tottenham Hotspur   1
Stoke.jpg Stoke City  1
得点
Spurs:ファンデルファールト
Potters:ジェローム

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Unused subs: Cudicini, Rose, Livermore, Sandro.

リーグ戦では3連敗中と大ブレーキ中のトッテナム。連敗脱出を目指してホームに迎えたのは、今季アウェー戦およびカーリングカップでの2度の対戦でいずれも敗れているストーク。FAカップの途中で倒れたムアンバへの激励と回復への祈りを込めたTシャツも披露された試合は、スパーズがホームに関わらず大苦戦、痛恨のドローに。

立ちはだかったストークの高い壁
試合の大半の時間でスパーズが攻め込み、それをストーク守備陣が粘り強く跳ね返すという展開が続いた。スタッツを見ても一目瞭然で、スパーズが浴びせたシュートは20本を越え、ストークの枠内シュートはわずかに2。それでも終わってみればスコアは1-1である。それもスパーズのゴールは終了間際のロスタイム、土壇場ギリギリでのラフィーのヘッダー。もしも、ラフィーが最後のチャンスを生かしていなければ、負けていた。得意のホームでありながらストレスが溜まる大苦戦だった。辛くも連敗を3で止められたものの、あと1分でその連敗は4に伸びていた。内容はここ数戦同様に悪くない。それでも、勝てない。圧倒できない。シーズン序盤に見せた魅力的なスパーズとは程遠い。限りなく負けに等しいドローであり、崩れかけた自信を完全に取り戻すには至らなかった。

最近のスパーズはどこかチグハグだ。この日は試合の入り方も悪く、単純なミスパスが多かった。それでもなんとかかんとかボールは繋がってはいるんだけど、攻撃にリズムが生まれずスピーディーにゴールに迫る場面はあまり無かった。メディアからの批判を受けてか、はたまた初心に立ち帰ろうとしたのかはわからないが、ベイルを左サイドにモドリッチを中央に置いたベーシックな布陣に戻し、ある程度サイドからも崩そうという工夫は見えた。だが、依然として中央突破に固執してサイドに人がいない場面も目立ち、一貫性というか確固たる攻めの形は感じられず、場当たり的な攻撃を繰り返すばかり。これではなかなか崩れない。強引にシュートを放っては相手DFに当たり、チャンスをフイにする…の連続でこりゃゴールは生まれんわな~とヤキモキしながら見ていたという感じ。

29-1.jpg 29-3.jpg

確かにストーク守備陣が全体的に引き気味だったし、彼らの局面でのフィジカルファイトや執念の守りが素晴らしかったのもある。多少のツキにも恵まれていない面もあるだろう。だが、スパーズの攻撃に迫力が感じられず、上手く歯車が咬み合っていないという印象が強い。アデバが不在でこの日は1トップにサハを置いたが、あまり効果的では無く、後半からはニコに変えてデフォーを投入して2トップに変更して少しだけ改善するもゴールは果てしなく遠かった。選手たちが流動的に動き回り、個々の個性を引き出し合っていた序盤戦のスパーズはお世辞抜きにも「プレミア一面白い」フットボールを見せていた。それはどこへ行ってしまったんだと嘆きたくなるね。

攻守におけるセットプレーの弱さ
この日のスパーズが得たCKは13本。しかし、そのどれ一つとしてゴールが生まれないばかりか、チャンスとすら感じられない「お粗末極まりない」ものだった。ベイル、モドリッチ、ラフィーとキッカーを変えたがどれもどんぐりの背比べ。ストークはプレミア屈指の空中戦の強さを誇り、スパーズは全体的に小兵揃い。分が悪いのはわかるが、もう少しなんとかならんのか!と言いたい。失点もセットプレーから。今季は度々見られたセットプレーでの守備の対応の不味さをまたしても露呈。明らかにチームの弱点となっている。攻撃においてはノーチャンス、守備においてはいとも簡単に得点を献上してる体たらく。こんなんじゃ、スパーズ相手にはCKやFKは与えても怖くないと舐められるよ。ラフィーやエコト、ベイルにしたってキックの精度は高い部類だし、流れの中からあんなに良いボールを供給出来るのに、セットプレーになると途端に精度が落ちるのが不思議でたまらんのよね。

29-4.jpg 29-2.jpg

もちろん、中で合わせる選手のポジショニングだったり動き出し、競り合いにも関わるもんなんで一概にキッカーだけを責められんのだけども、この日はCKで壁すら越えず相手にぶつける同じミスを何度も繰り返してるもんね。もっとショートコーナー織り交ぜるなり、CKの攻め方、守り方を修正しないと、せっかくの好機がもったいない。これだけ良いキッカーがいるんだから、セットプレーを確実に仕留めるように精度を上げていきたいよね。守り方にしたって何度も同じようにやられてるのはいかん。この日のようにせっかく試合の大半で主導権を握ってても、セットプレー一つであっさり失点してたらポイントもポロポロ落としちゃうよ。マンU戦もそうだったし。

管理人採点&ザックリ総評(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル3、エコト4、カブール3、キング3、ウォーカー3、モドリッチ3、パーカー3、ファンデルファールト4、ベイル4、クラニチャール2、サハ2、デフォー3、ドスサントス3、ネルセン-

試合を見終わった感想としては「なんだかな~」(by阿藤快)って感じです。最悪4連敗だったので、それが最後の最後で救われたのはまだ良かったけども、とてもじゃないけど今後に向けてポジティブになれる要素は見つからなかったな~と。主力数名の負傷離脱や、ムアンバの件でのショックなど同情すべき点も多々あるけど、本当にCLに出たいならここが正念場だし、もっと勝利への貪欲な姿勢を見せないとこのままズルズル行っちゃうよ?と。

次はチェルシーとの直接対決。6ポイントの価値がある大一番。本来であれば、なんとかドローで…という試合だったのに、ストーク相手に勝ち点1に終わってチェルシー戦の重要度が増してしまった。結果が思うようについてこなくて決して最高の状態とは言えないけど、選手たちの勝利への意欲に期待したいし、やってくれると信じてる。逆に言えばここで不甲斐ない戦いで為す術なく完敗するようなら、そもそも来季CLで戦う資格が無いよね。
もちろん結果が欲しい。でも、それ以上にこれからの8試合を占う意味で、その「中身」にも期待したい。

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【第28節】 vs Everton
Category: プレミアリーグ  
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England Premier League 2011/12
Goodison Park

Everton Everton  1
tottenham.jpg Tottenham Hotspur   0
得点
Spurs:
Toffees:イェラビッチ

1112 w1
Unused subs: Cudicini, Nelsen, Rose, Kranjcar.

リーグ2連敗と足踏み状態のトッテナム、今節の相手は尻上がりに調子を上げる強豪エバートンだったが0-1で惜敗。この度、就任10周年を迎えたモイーズの元でよく組織されたエバートンの守備の前にトッテナム攻撃陣は沈黙。良い所が無かった前半から盛り返し、怒涛の攻撃を見せたが最後まで追いつけず、痛恨の3連敗を喫した。

激しいプレスへの対応
前半のスパーズは全くと言っていい程に良い所が無かった。エバートンが完全に主導権を握り、スパーズは有効な攻撃を繰り出すことが出来ず、苦しい時間が続いた。この展開を生んだのがエバートンの中盤での激しいプレス。この日はサンドロとパーカーがCMFコンビでモドリッチは左サイドという構成だったが、スパーズの中盤にエバートンがとても厳しいプレッシャーをかけてきたために組み立てがままならず、ボールを下げて苦し紛れのロングボールに終始してしまう。前線のアデバヨールにも厳しいマークが徹底されいたのでボールを収められず、コンビを組むデフォーも生かせない。となると、当然中盤からの押し上げも出来ないといった悪循環に陥るのは自明。

いつものスパーズらしい素早いテンポでの攻撃が完全に影を潜めた。この日はモドリッチもどこか動きが重く、ボールロストが多くて、思うようにゲームをコントロール出来なかった。苦戦したのも頷けるというものだ。
そんな展開から、今冬に加入した新戦力のイェラビッチに豪快に決められ先制を許してしまうのだが、1失点で済んで良かったな…という程の大苦戦。サンドロ、パーカーの体を張ったギリギリの守備でなんとか水際で食い止めていたものの、肝心の攻撃に繋げる事が出来ないまま時間は流れ、得点の気配は全く感じられなかった。

28-1.jpg 28-2.jpg

今季のスパーズはこの厳しいプレスへの対応に苦しんでいるように思える。サイド攻撃偏重だった過去のスタイルからポゼッションを大事にするスタイルへと変わりつつある今季のスパーズだが、中盤の組み立ての段階で厳しいプレッシャーを受けると途端に攻撃が手詰まりになる場面がしばしば見られる。モドリッチとラフィーが両方揃っていて、ベイルも好調である場合はさほど気にならない(上手くごまかせている)んだけど、そのいずれかが欠けた時にやや繋ぎの局面で苦しむのかな~と。特に気になったのがサンドロ、パーカーの所で、二人とも守備における貢献は大きいんだけど、器用にボールを運ぶ、或いは前線に楔を打ち込む仕事となるとややクオリティーが落ちる。相手から厳しいプレスを受けた時にどう回避して、ボールを前に運んでいくか。今後の課題でしょうね。

レドナップの采配は失敗だったのか?
ベイルの右サイド起用、モドリッチのサイド起用、ラフィーの先発外しの3つがどうだったのか?という部分が意見の分かれるところだとは思うんだけども。個人的にはその3つに関しては妥当なチョイスだと思ってる。際立って落ち度のある采配だったとは思わないし、むしろ、最悪な前半からよく修正して立て直したと評価してる。

ベイルの右起用に関してはこの日が初めてじゃないし、今季だってずっと左サイド固定で使われてるわけじゃない。モドリッチのサイドだって09/10シーズンでは左サイドで問題なくやってたわけで、エコトとの連携の良さは過去に実証済み。中盤の底よりもゴールに近い位置で仕事する機会が増えるメリットもあるので、今更批判する部分でもない。ラフィーの先発落ちだって、デフォーの最近の好調を買ってのもので、ラフィー自身だって最近はそれほど調子も良くない。両者を比較してよりコンディションが良い方を選んだまでで、選択は概ね妥当です。

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ただ、結果的に前半の内容がすこぶる悪かった(まあ、これだってエバートンが今季ベストじゃないか?ってぐらいのパフォーマンスだったとも言えるが)し、ベイルの右サイドが全く機能していなかったのと、パーカー&サンドロがゲームメークに苦慮していたのは事実なので、レドナップのこの試合に臨むにあたってのチョイスはやや裏目に出たとは思うんだけど、試合途中からベイルとモドリッチの両翼を入れ替えて修正を図り、後半からは不調だったアデバヨールに変えてサハを投入して流れを手繰り寄せた。そのサハはあわや同点ゴールというポスト直撃シュートを放ってるわけで、後半は完全にスパーズが一方的に攻め立ててた。監督として打てる手はしっかり打って、しかも展開を変えることに成功しているのだから、敗因をハリー爺の采配に求めるのは違うかな…と。
前半の流れのまま最後まで変えられない監督は無能だと思うが、後半はまるっきり違う戦い見せてたわけだし。

好調を買われて先発起用されたデフォーの動きは良かった。前半は消えてたが、後半開始早々に惜しいシュートを放ちリズムに乗ったあとは脅威になっていた。サハも古巣相手に奮闘してたね。ポスト直撃が入っていればねぇ…。ラフィーも流石のキープ力とパスセンスを見せて後半の反撃の中心になっていた。前半はオズマン、ベインズの嫌らしい動きに苦しんだ守備陣も粘り強く対応していた。カブールは全体的に良かっただけに、失点場面だけが悔やまれるね。あそこだけ上手く体を入れられてしまった。決めたイェラビッチが凄かったんだけどさ。

管理人採点&ザックリ総評(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル4、エコト4、キング3、カブール3、ウォーカー3、モドリッチ3、サンドロ3、パーカー3、ベイル4、アデバヨール2、デフォー4、サハ4、ファンデルファールト4、リバモア-

なんで負けたんだ?とハリー爺は語っていたが、半分は悔しさ混じりの冗談でしょうが、半分は本音だとも思う。僕も前半はこりゃダメだ…と感じたけど、後半の戦いぶりを見ていてひっくり返せるんじゃないかな~と、少なくともドローには持っていけるな…と思って見ていた。残念ながら、ちょっとツキも無くて負けちゃったけど、そこまで悲観する内容では無かった。この試合に関しては流石モイーズ、良いチームを作ってるな~と。スパーズがどうこうってよりも、エバートンの前半の素晴らしさを讃えるべきって気はしたかな。後半の戦いをなぜ最初から出来ないんだよ!とも思うけど、エバートンが飛ばし気味で後半はガクっと運動量落ちたのも理由の一つだしね。

2連敗してたし、この試合は内容はともかく連敗を止めて悪い流れを絶ち切って欲しい!と強く願っていたんだけれど、残念ながら想いは届かず。これで3連敗。ここ5試合でも1勝1分け3敗と、非常に苦しい時期だよね。
アーセナル、チェルシーも遂に迫ってきて、3位確保どころか4位争いのど真ん中に放り込まれる恐怖と背中合わせの状況に陥ってしまったんだけども、ここはパニックにならず、初心に立ち返って1試合、1試合それこそカップファイナルの気持ちで大事に戦っていくしかないよね。内容もそれほど悪くないんだし、ほんの少しのキッカケがあればまた再び立ち直れるはず。僕らも目先の結果だけでうろたえずに、ハリー爺が3年半かけて作った今のチームを信じようじゃないの。まだ10試合ある。勝負はこれからよ。でも、次こそはホントに勝たないとね。

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【第27節】 vs Manchester United
Category: プレミアリーグ  
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England Premier League 2011/12
White hart lane

tottenham.jpg Tottenham Hotspur   1
Man United Manchester United  3
得点
Spurs:デフォー
Red Devils:ルーニー、A・ヤング2

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Unused subs: Cudicini, Dawson, Nelsen, Giovani.

長らく勝てていなかったエミレーツでのNLDは昨季に勝利、スタンフォードブリッジでのチェルシーやアンフィールドでのリバプールなど難しいシチュエーションでも勝ち負け出来るようになってきたトッテナム。だが、どうしても勝利を挙げられない相手がいる。そう、マンチェスター・ユナイテッドだ。10数年に及ぶ負の連鎖を断ち切る事が出来るのか。今季実質の開幕戦のリベンジを果たすべく、ホームで必勝を期したスパーズだったが…。

どうしても勝てない不可思議な相性
またしてもスパーズは勝てなかった。スコアは1-3。それもスパーズのゴールは3点をリードしたことによるマンUの弛緩から生まれたものであり、半ば「頂いた」もの。実質的には0-3、完敗といっていい。だが、試合をご覧になった方の多くにのスパーズサポーターの方(もしかしたらマンUのサポーターの方でさえ?)はどこか釈然としない結果だったのではなかろうか。僕もそうだ。少なくともこのような結果に終わる事が納得できるような内容では無かったはずだ。だが、終わってみると1-3である。過去十数年とほぼ同様に、赤い悪魔の前に屈した。

『決して悪い内容では無い』。無論、敗戦という結果をを前にすればどんな言葉すら負け惜しみの範疇を越えず、いくら健闘した!と声高らかに叫んだとて、むなしく響く。それでも、この日のスパーズは1-3というスコアに値するような戦いぶりでは無く、この結果を素直に受け入れるのは難しい…というのが素直な感想なのだ。
これが相性というものなのだろうか。マンUが相手になると、なぜかいつも同じような感覚に襲われる。「またか。またなのか…」と、過去の敗戦の数々が頭の中にフラッシュバックするのだ。流石にここまでくると、何か呪われてるのか?などと、オカルトの類で結論づけたくなるような衝動にかられる程に、不可思議な結末のループ。
この長い呪縛を今季こそ振り払って欲しい!と強く願った僕らの想いは、またしても遮られてしまった…。

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もったいないミスからの痛恨の2失点
こればかりは相性でどうにもならん、ちゃんちゃん。で、終わらせてもいいんだけど(笑)それではあまりにも虚しいし、せめて何がこの両者を分けているのか?というのは考えておきたいので試合の中身を見ていこう。
前節アーセナル戦で5失点、この日も3失点。2試合で8失点喫しているわけで、今季概ね安定を誇っていた守備陣が崩壊したのは事実なんだけど、少なくともこの日の守備は悪くなかった。4-4-2の布陣を敷き、いつもは高い位置を取る両SBも攻め上がりは自重。強力なサイド攻撃を武器とするマンUに無用なスペースを与えず、バックラインと中盤がキレイに4-4ブロックを作って穴を開けない守備は十分に機能していた。選手たちも集中力を切らさず粘り強く対応していたし、事実マンUは攻め倦ねていた。もちろん、マンUがスパーズに敢えてボールを持たせたうえでの一発カウンターで仕留めようという意図があったとは思うが、失点しそうな気配は皆無だった。

だが、前半終了間際、ただ一つの隙が失点に繋がってしまった。今季の課題でもある「セットプレーからの失点」。CKからルーニーに易々とヘッダーを許した。マークについたウォーカーの対応がやや軽かったし、GKのフリーデルも思い切って飛び出す事は出来なかった。せっかく、ほぼ45分間ソリッドな守備を徹底したにも関わらず、唯一と言っていいピンチで失点。何とももったいなかった。そして、2失点目。これまた、何と言っていいのかわからない微妙な失点だった。相手のスローインにエコト、モドリッチの両名が油断して相手に悠々とエリア侵入を許してしまうと、ゴール前が混乱、A・ヤングに押し込まれてしまった。いずれも守備組織を完全に崩されたわけではなく、集中していれば防げたはずの失点。3失点目はカブールの間合いの詰め方がやや緩く、A・ヤングが素晴らしい軌道のミドルを叩き込んだもの。これは相手を褒めるしかないので諦めもつくけど、最初の2失点は本当にもったいなかった。多少のツキも無かったかな~と思うけど、自らコケた印象は否めないよね。

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「真の強さ」を持つ者と持たざる者
試合の大半(3点差がつくまで)は、スパーズがボールを丁寧に回して攻め、マンUが虎視眈々とカウンターを狙う展開。お互いがしっかりとした守備ブロックで一糸乱れず、非常に緊迫した好ゲームの様相だった。そんな拮抗を崩したのはスパーズの脆さであり、マンUの強かさ。常に優勝争いを演じ続け、数多くの修羅場をくぐってきたマンUが持つ経験、試合を読む力、落ち着き、そして90分間ストイックなまでに黙々とミッションをこなす強靭なメンタル…。これこそがプレミアリーグにおける絶対王者マンチェスター・ユナイテッドの「真の強さ」なのかな…と。そして、それこそがここ数シーズンは好結果を残せているけれども、スパーズがまだ持ちえていないもの。

この差こそが、一朝一夕には埋まらない越えられそうで、越えられない壁なのかもしれない。マンUに善戦し、その都度、最終的には屈する経験をさせられる度にいつも思い知らされる事なんだけどね。まだまだ、スパーズは真の強者にはなれていないんだな~と、改めて実感した次第でございます。この日のスパーズは悪くなかった。でも、結局は悪くない止まりで終わっちゃってるんだよね。本当の意味で相手を追い詰める事は出来ずじまいで終わったのがちょっと残念。互角(もしくはやや押し気味)の内容だったので、無失点で後半を迎えられなかったのが結果的には痛かったけど、ピッチから是が非でもマンUを打ち破るんだ!という決意、覚悟みたいな熱をあまり感じられなかったのも、個人的には少しガッカリした部分。ベイル、ラフィー、パーカーら主力を欠いたけれど、それが敗戦の原因というよりかは、闘う気持ちがほんの少し足りなかった事の方が大きかった気はしたかな。

管理人採点&ザックリ総評(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル2、エコト3、キング2、カブール2、ウォーカー2、モドリッチ3、リバモア4、サンドロ3、レノン4、アデバヨール3、サハ3、デフォー4、クラニチャール3、ローズ3

リバモア、サンドロのCMFコンビはよく頑張ってたと思う。特にリバモアは落ち着いた組み立てで持ち味を出せていたし、守備面でも大きなミスは無し。欲を言えばもう少し果敢にトライするパスなり攻撃参加なりを見たかったところだけど、下手にチャレンジしてカウンターの危機にさらすよりも堅実なパスを心がけていたんじゃないかな。なんせ、マンUの守備組織がビクともしなかったからね(笑)レノンの仕掛けも効果的で、新鋭P・ジョーンズを抜き去ったりと流石の場面が幾つか。やっぱり彼が生き生きプレーしてるのを見るのは楽しいよね。

バックラインはやや低調だったけど、エコトはまあまあ良かった。そんで、デフォーは意地の一発。サハの抜擢もいいんだけど、なんでデフォーを頭から使わないんだよと。個々の評価はこんなところでしょうか。ハリー爺の采配もこの日は冴えなかったね。0-3になってからニコ、デフォー入れたけど遅いっての。大の仲良しのファギーと試合中に談笑する場面あったけど、ちょっと楽観すぎやしないかい?代表監督就任の噂が絶えず、集中が難しい状況なのは理解できるが、下との差もじわりじわり詰まってきてるんで、ここらでもう1回ネジを締めなおさんと、ヤバイですぜ、爺さんよ。悲観すべき内容では無いが、今後欲しいのは何より勝ち点3。まずは連敗止めよう!

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【第26節】 North London Derby!!
Category: プレミアリーグ  
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England Premier League 2011/12
Emirates Stadium

Arsenal Arsenal  5
tottenham.jpg Tottenham Hotspur   2
得点
Spurs:サハ、アデバヨール
Gunners:サニャ、ファンペルシ、ロシツキー、ウォルコット2

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Unused subs: Cudicni, Rose, Lennon, Defoe.

戦前の状況で両者の間には実に10ポイントの差。しかも、スパーズが上位で迎えるノースロンドンダービー。崖っぷちに立たされたアーセナルがトッテナムを迎え撃つ、これまでとはやや趣の違う「決戦」。だが、ダービーというものはリーグ戦での順位、最近の調子などでは測れない特別な舞台。互いが意地とプライドを懸けて…。

前半:やられたら、やり返せ!
ローカルライバル同士の決戦、しかもこの両者の対戦は常に激しい点の奪い合いになる。この試合もそうなるだろう…との戦前の予想だったが、やはりこの日も予想を裏切らなかった。だが、展開はやや意外な方向で進む。開始4分、自陣でボールを奪ったスパーズが素早く前線にボールを運ぶとアデバヨールが相手DFを引きつけ、空いたスペースにサハが入り込む形であっさりとスパーズが先制。その後もスパーズはややロングボールが多かったものの、優位に試合を運ぶ。敵地で上々の立ち上がり。しかし、落ち着きを取り戻したアーセナルはベナユン、ロシツキを中心にボールを回して主導権を手繰り寄せていった。ファンペルシの強烈なミドル、ロシツキのヘッダー。いずれもスパーズはヒヤリとさせられる場面が増えていく。気づけば完全なるアーセナルペース。スパーズとしてはなんとか耐える厳しい時間帯が続いた。だが、そんな苦しい状況をたった2人で打開。中盤からモドリッチが前線に縦パスを入れるとベイルが抜群のスピードで持ち出し、エリア内でのファールを誘う。これで得たPKを終始ブーイングを浴びていたアデバが落ち着いて流し込み2-0。押され気味ながら2点をリードする願ったりな展開に。

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歓喜するスパーズサポーター、対照的にエミレーツは苛立ちが蔓延。敵将ベンゲルの表情も硬くこわばっていく。
しかし、この日のアーセナルはここで崩れなかった。いや、むしろこの2点が眠れる獅子を揺り起こしてしまったのかもしれない。サニャのヘッダーで瞬く間に1点を返すと、直後にはファンペルシの豪快なミドルで加点。苦しみながら2得点で勝ち取ったスパーズのアドバンテージはわずか5分の間に無くなっていた。アーセナルの意地、執念は凄まじく、リードしていたスパーズの選手たちもその猛威に気圧され、どこか浮き足だっていた。2-2。これぞダービーという展開の中で前半は終了。決してこのままでは終わらないという異様な雰囲気を醸しつつ…。

後半:屈辱の3失点。守備陣の崩壊
お互いが2点ずつ取り合っての後半戦。しかし、流れは俄然アーセナルに傾いていた。スパーズは2得点したものの、自分たちの良さを存分に出させては貰えず、相手のミスに上手く乗じてのもの。半ばラッキーな形だった。どこか危うく、いつもと違う。その気配を指揮官レドナップも察したのだろう。後半頭から2枚替え。サハ、クラニチャルを下げ、ラフィー、サンドロを入れて攻撃的な4-4-2から中盤を厚くする4-3-3へと変更。早めに動く。
だが、これが結果的には火に油を注ぐことに。前半からサイドを有効活用することが出来ず、相手に思うようにさせてしまっていたが、ベイルがサイドから中に動く頻度が増した&守備にはあまり期待出来ないラフィーを入れたことで、一層サイドが手薄に。ここをアーセナルが見逃すはずもなく、やや前がかりになったスパーズをあざ笑う如く赤のユニフォームが躍動。この日のアーセナルにとって、逆転するまでにたったの10分も必要なかった。

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ロシツキー、ウォルコット、再びウォルコット。アーセナルサポーターにとってはさぞかし楽しい時間だったことだろう。正直、僕はロシツキーの得点以降の記憶がほとんどない(笑)もう、止めようのない大きな力、何か恐ろしい魔物が襲いかかってくるかのような錯覚だった。正に茫然自失。気がつけばスコアは2-5。屈辱的な差が開いていた。うっすらと覚えているのは、圧倒的な点差をつけられ敗戦濃厚になる中で、一人なんとかしようと懸命に喰らいついていたパーカーの姿。勢い余って2枚目のカードを貰い退場になってしまったが、相手を気遣い、手を差し伸べてからピッチを去る彼らしい姿には心打たれた。そして、キングと代わって入ったドーソン、彼もまたこの日最初からピッチに立っていたかっただろう選手。もはや挽回が難しい局面ながら、周りの選手を鼓舞し、奮い立たせようとする姿に頼もしさを感じた。結果は2-5というこれ以上なく屈辱的で、惨めなもの。それでも、二人のように最後まで戦う姿勢を見せてくれる選手がいる限り、彼らは大丈夫だと、この惨敗から必ずや立てなおして再び力強く立ち上がってくれると確信した。選手たちは悔しいだろうが、この経験がまた彼らを強くするはずだ。

管理人採点&ザックリ総評(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル3、エコト2、キング1、カブール2、ウォーカー3、ベイル3、モドリッチ2、パーカー3、クラニチャル2、アデバヨール3、サハ3、サンドロ2、ファンデルファールト2、ドーソン3

正直、ショックです。そして、悔しい。認めたくないのだけど、この日は完敗。アーセナルが強かった。ここ数年のノースロンドンダービーの中でも断トツで強かった気がしたな。僕は試合前に追い込まれてるのはアーセナルだと書いた。スパーズの方が精神的に優位で試合を運べるだろうと、そして、今季のスパーズなら接戦にはなるだろうが敵地でも勝機は十分あると踏んでいた。それは決してアーセナルの力を侮るとかそういうもんではなく、今季のスパーズの成長を実感していたからだ。だけど、甘かったね。自分たちの力で憎き「ベンゲルのアーセナル」に引導を渡す絶好の機会だったはずなのに、それが出来なかったばかりか、鼻っ柱をへし折られるような惨敗。ここまでの差をつけられるとは予想出来なかったです。まあ、これが限界だとは思わないけども、まだまだ現在のスパーズには経験が足りないというか、真の強さを備えるには至っていないということなんでしょう。

こういう結果になったのは色んな要因があるとは思う。戦術的なミス、采配が裏目。確かにそれもあったとは思う。ただ、あの時点でハリー爺が打った手は悪くなかった。数ある選択肢の中で最良とまではいかないまでもほぼほぼ納得する采配だったよ。ただ結果的に裏目に出ただけでね。この試合に関してはそんな事よりも、何よりアーセナルの意地、執念がスパーズのそれを上回っていた、これに尽きると思う。アーセナルの球際の当たり、ルーズボールへの寄せ、半端無かったじゃないか。攻守の切り替えのスピード、運動量…どれもがスパーズは劣っていたよ。まあ、ダービーの戦績も今年はこれで1勝1敗だし、まだ順位もスパーズが上。この1試合をもって「今季の」立場が逆転したとは思わないが、少なくとも「この試合においては」スパーズが勝てる要素はほとんど無かった、そんな試合だったんじゃないかな。潔く負けを認めます。悔しいけれどもね。大事なのは、この試合を次にどう活かすか。まだシーズンは続く。残り12試合。凹んでる場合じゃないよ。シーズン終わった時にアーセナルよりも上でフィニッシュしようじゃないの。それが叶えば、この屈辱的な敗戦も笑い話に出来るよ。そうしなくっちゃ。

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【第25節】 vs Newcastle United
Category: プレミアリーグ  
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England Premier League 2011/12
White hart lane

tottenham.jpg Tottenham Hotspur   5
Newcastle Newcastle United  0
得点
Spurs:アス-エコト、サハ2、クラニチャール、アデバヨール
Magpies:

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Unused subs: Cudicini, Bongani, Rose, Livermore.

強敵との対戦が続く「試練の6連戦」の最中にあるトッテナム。今節ホームに迎えるのはCLを狙える好位置につけるニューッカスル。アウェーでの対戦は2-2でのドローに終わった両者。スパーズとしては4位争いの集団と差を広げる為に、絶対に欲しい勝ち点3。脱税疑惑裁判を終えたレドナップも無罪を勝ち取り合流、役者は揃った。

Harry Redknapp, We want you to stay
指揮官レドナップが2週間に及ぶ脱税疑惑裁判で無罪を勝ち取り、ホッとしたのも束の間、イングランド代表監督カペッロが電撃退任。レドナップがイングランド国内の圧倒的な支持を集め、その後任候補の筆頭に祀り上げられている状況で、少なからずスパーズにも動揺が広がったのではないか?選手たちは浮き足立ってやしないか?と少しだけ心配していた。前節リバプール戦ではハリー爺が不在の影響をどこか隠しきれなかっただけに…。

だが、そんな事は杞憂だった。ホワイトハートレーンではそんなハリー爺の続投を望む「Harry Redknapp, We want you to stay」の大合唱。ハリー自身も手を挙げてその声に応えた。選手たちもこの騒動を受けて、混乱するどころか、むしろ一つになっていたように見えた。スパーズサポーター、選手、クラブのスタッフ…etc その全てがただ一つの想いを胸に結束していた。「迷えるチームを立て直し、戦う集団に変えてくれたハリーの為に」。

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勝利への揺るぎない決意と結束。相手が今季好調を維持する強敵ニューカッスルであっても、それらを前にすれば赤子も同然。決して相手への敬意を欠くつもりは無いが、この日のスパーズは、ホワイトハートレーンは、どんな相手すらもねじ伏せる無敵の雰囲気を作り上げていた。当然、このシチュエーションで選手たちが燃えないはずが無い。大声援の後押しを受けて、純白のユニフォームは躍動した。終始、圧倒しての一方的な展開。これぞトッテナム!という極上のエンターテインメント。叩き出された5ゴール全てで普段は悠然と構える指揮官が、拳を突き上げ、叫び、その体全体で喜びを表現してみせた。「私の心はスパーズと共に」。この日の完勝は、必然だった。

2トップ揃い踏み!無敵のアデバヨール、電光石火のサハ
上位同士の直接対決、共に攻撃が持ち味の両者の激突とあって点を取り合う接戦が予想された試合だったが、前半だけで勝負は決した。試合を決めたのはスパーズ攻撃陣の爆発。ここ最近は守備陣の奮闘でポイントを拾ってきたスパーズだったが、この日は久しぶりのゴールラッシュとなった。この爆発を引き出した最大の立役者はアデバヨール。開始2分、ベイルとのコンビで抜け出してエコトの先制点をアシストすると、直後にはサイドを疾走してスパーズでの先発デビューとなったサハにドンピシャのクロスでアシスト、更にはエリア内に持ちだしたモドリッチからのボールを受けてサハのゴールをお膳立て、更に更に、自陣でボールを奪ってからの電光石火のカウンターからシュート、こぼれ球をニコに渡してアシスト…と前半だけで脅威の4アシストを記録。後半には自らもボレーで加点。12月のチェルシー戦以来、ゴールから遠ざかること実に8試合。この日も含めてゴール以外の貢献が絶大な彼だが、自身の久しぶりのゴールは嬉しかったに違いない。やっぱりストライカーだしね。

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この日のアデバヨールは無敵だった。サイドに流れてボールを受けて鋭いクロスを供給、前線でしっかりボールを収めて中盤の攻撃を引き出すポストプレーも正確かつ効果的だった。そして、コンビを組んだサハ。初めてのコンビだったが、アデバヨールと共に前線で精力的に動きチャンスに絡んだ。アデバからのクロスを槍のような動きでジャンピングボレーで叩き込んだ1点目、アデバのポストプレーからのボールを冷静に突き刺した2点目、どちらも見事で、その獲得にやや懐疑的だった声が間違いであることを、加入2試合目で早くも証明してみせた。今季は変則3トップを採用する事が多いスパーズだが、この2トップも魅力的。後半途中から入ったデフォーもゴールこそ無かったがその動きにはキレがあり、レギュラー争いも熾烈。また嬉しい悩みが復活するかもな…。

攻守ともに充実のパフォーマンスに手応えアリ!
5得点と爆発した攻撃陣は本当に素晴らしかった。前述した2トップの働きはもちろん、この日はややサイドでの崩しに専念して相手を脅かしたベイル、気の利いたポジショニングと鋭いパスで好機を演出したニコ、相変わらずの運動量と視野の広さでゲームをコントロールしたモドリッチ、全員が良かった。だが、デンバ・バ、パピス・シセという強力2トップを完璧に封じ込めた守備陣もまた讃えたい。途中交代したもののキングは的確なカバーリングを見せたし、ドーソンもしぶとい守備で対応、ウォーカーも嫌らしいグティエレスにしっかり付いて行った。

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「2年に1回ゴールを取る男」だったはずのエコトは前回のゴールから1ヶ月足らずで早くも今季2ゴール目。本職の守備でも盤石で、攻撃の起点としても機能していた。フリーデルもビッグセーブを2つ。パーカーは余裕の点差にも関わらず球際に激しく当たりチームを引き締めた。これで、2試合連続のクリーンシート。一時期、下り坂だったコンディションも上がりつつあるように感じるし、次節の宿敵とのダービーに向けて視界は良好だ。

管理人採点&ザックリ総評(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル5、エコト5、ドーソン5、キング4、ウォーカー4、モドリッチ5、パーカー4、ベイル4、クラニチャール5、アデバヨール5、サハ5、デフォー4、レノン3、ネルセン3

グッドゲームでした。試合後もしばらくは興奮が醒めやらぬ感じで、なかなか寝つけなかったぐらいで。ハリーの喜ぶ姿にも熱いものを感じたし、なんか久しぶりに心がスカっとするゲームだったな~と。2トップがズバっとハマった快勝って感じがするんだけど、この日に関しては戦術とかシステム云々、誰が出てどうとかこうとかってもんでもないような気がしたんだよね。とにかく勝ちたい、ハリーの為に勝ちたい!っていう想いが選手全員をつき動かしていたというかね。とにかく面白かったし、スパーズサポにとっては最高の試合だったんじゃないかな。

これで「試練の6連戦」も残り2つ。ここまで2勝1敗1分けか。残すは次節敵地でのノースロンドンダービーとホームでの鬼門マンU戦。もちろん、その後にもアウェーでのチェルシー、エバートンと難しい試合が続くんだけど、今後のこの2連戦が、スパーズにとってはとてつもなく大きな連戦だと思う。僕は現実的に3位に入れれば…と思ってるんだけど、もしもこの連戦で連勝してわずかに可能性が残るタイトル争いに加われたなら、嬉しい事だよね。

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【第24節】 vs Liverpool
Category: プレミアリーグ  
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England Premier League 2011/12
Anfield

Liverpool Liverpool  0
tottenham.jpg Tottenham Hotspur   0
得点
Reds:
Spurs:

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Unused subs: Cudicini, Khumalo, Nelsen, Luongo, Lancaster.

ホームでの対戦は4-0で一蹴したリバプールとの再戦。舞台は変わってアンフィールド。3シーズンぶりのCL出場権を得るためには「絶対に勝たなければいけない」リバプールと「負けなければドローでもいい」トッテナム。
結果はスコアレスドロー。攻め続けるリバプールの攻撃をスパーズが一糸乱れぬ執念の守備で抑えきった。

怪我人続出+監督不在=現実的なプラン
長期離脱中のハドルストン、ギャラスに加えて新たにファンデルファールト、サンドロ、カブール、レノン、デフォーら主力の多数を負傷で欠き、監督のレドナップもロンドンで行われている自身の脱税疑惑による裁判に出席でゲームに間に合わず不在、ベンチにはローンバックのクマロ、加入したばかりのサハ、アカデミー上がりたてで実績皆無の若手ランカスター、ルオンゴらを置かざるを得なかったこの日のスパーズ。加えて相手は強敵でありホームのアンフィールドでは無敗を誇るリバプール。諸々の状況を考えれば、是が非でも勝ちに行くよりも、ポイントを拾う現実的な戦いでOK。まずは「点を取られない守備を」というプランがあったのではないだろうか。

90分間を通してスパーズのチャンスはほぼ無し。強いてあげればベイルがヒールでトリッキーに狙った場面と、これまたベイルが絶妙にオフサイドラインをかいくぐってGKレイナと一対一になった場面ぐらいだろうか。それ以外の時間帯ではボールを保持しても闇雲に攻撃に人数をかけず、リスクを負ってまで攻めようという意思は感じなかった。しっかりと相手の攻撃を受け止めつつ、カウンターから一発取れれば儲けものといった現実的な戦術。ベイルの一対一の場面は象徴的で、もしもあれを決めていれば、時間帯を考えても1-0で終わっていただろう。スパーズとしてはチーム全体で守り切ろうという意思統一がしっかり取れており、そのタスクを高い集中力と粘り強い対応、執念のブロックで完遂した形だ。つまらない内容だったかもしれないが、非常に価値あるドローだ。

バックラインの奮闘と鬼神の如きパーカーの貢献
クリーンシートと貴重な勝ち点1をもたらしたのは全員の頑張りの賜物だが、とりわけバックラインの奮闘を讃えないわけにはいくまい。今季レギュラー筆頭格のカブールを欠いたCBにはドーソンとキングが入ったが、キャロルの高さに手こずりながらも要所はしっかりと抑え、決定的なピンチでは体を投げ出して防ぐ執念の守備が光った。
普段は高い位置を取り、攻撃に厚みを加えている両SBもこの日は守備に重きを置いて貢献。エコトは相変わらず堅調だったが、特にそのパフォーマンスを讃えたいのが右SBのウォーカー。再三に渡ってベラミー、G・ジョンソンとのマッチアップを強いられたが、持ち前のスピードを武器に粘り強く対応して穴を開けなかった。また、右サイドのニコ、中盤のリバモアもきちんとヘルプ、連携した守備が出来ていたのでほとんど崩される事は無かった。

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そして、何と言っても彼の絶大な貢献を忘れてはならない。スコット・パーカーだ。誰よりも走って、ユニフォームを泥だらけにしながら中盤の底で相手の攻撃を潰し続け、ピンチになりそうな場面ではいつも顔を出した。もう、ピッチ上に何人パーカーがいるんだ?と思ったぐらい、その存在感は際立っていた。執念の顔面ブロックや腹部に蹴りを入れられながらも不屈の闘志で立ち上がり、何事も無かったかのようにタックルかます姿は神懸っていたね。彼の活躍が無ければ結果は違ったものになっていたかもしれない。本当に頭が下がるプレーの数々だった。

リバプールは流石、リバプールと思わせる戦いぶりだった。少なくともホームで圧勝した時の彼らでは無かった。中盤に入ったスピアリングはモドリッチに密着マークで自由にさせてくれなかったし、前線のキャロルは空中戦の競り合いに強く、サポートを受けられず孤立していたアデバヨールとは対照的にボールをきちんと収めていた。
9試合ぶり?にピッチに戻ってきたスアレスも嫌らしい切り返しと鋭いシュートで好機を作っていたし、ベラミー、カイトの運動量は言わずもがな。スパーズは頼みのベイルも不発で、ほとんど何もさせて貰えなかった。あ、ベイルはダイブしてアッガーに逆ギレしてたのは反省な(笑)こうやってフラストレーション溜まる試合でも自分をコントロールしないとね!まあ、まだまだ彼も成長途上。苦い経験は次に生かしてくれればそれでいい。

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管理人採点&ザックリ総評(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル5、エコト4、ドーソン5、キング5、ウォーカー5、モドリッチ4、パーカー5、リバモア4、ベイル3、クラニチャール4、アデバヨール3、サハ3、ローズ-

出来れば勝ちに行って欲しかったんだけど、状況考えればドローで良しとするべきだと思う。狙うべきは優勝では無く、あくまで4位以内。そういう意味では玉砕覚悟で勝ちに行き、何も得られず帰るよりかはポイント1を持ち帰った方が何倍も良い。実際、守りにいってきちんと守り抜いたんだから大したもんよ。数シーズン前ぐらいのスパーズだったら0-3ぐらいでやられてたかもしれない。でも、この日は見ていてもヒヤリとした場面は少なかった。確かにずっと攻められっぱなしで、苦しいゲームではあったけど、なんか負ける気はしなかったんだよね。

逆に、点取れる感じもしなかったけど(笑)。無得点に終わったのが実質の開幕戦となったマンU戦以来、実に半年の間、必ず毎試合1点は挙げてたので、平日の早朝に早起きして見るゲームとすればエンターテインメント性には欠ける展開だったけど、不思議と90分間あっという間に感じた。地味ではあるけど、お互いが持ち味を出させない中盤の攻防は見応えがあったし、久しぶりにスパーズが押されながらも執念で耐えしのぐ展開だったからかもな。今季不調とはいえ、やっぱりリバプールは強いよね。それを凌ぎ切ったスパーズの成長も感じて、嬉しい。
あ、そういやサハがデビューだったな。動きは良かったよ。ただ、この日は何かしろ!って方が酷かも。
乱入した猫が可愛かったのと、それを見つめるフリーデルという画がなんとも微笑ましい一戦でございました。

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【第23節】 vs Wigan Athletic
Category: プレミアリーグ  
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England Premier League 2011/12
White hart lane

tottenham.jpg Tottenham Hotspur   3
Wigan.jpg Wigan Athletic  1

得点
Spurs:ベイル2、モドリッチ
Latics:マッカーサー

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Unused subs: Cudicini, Dawson, Rose, Pienaar.

3位をキープしているものの、ここ2試合勝てていないトッテナム。大一番のマンCでの惜敗のショックを振り払うためにも大事なホームゲームの相手は最下位ウィガン。移籍市場最終日の喧騒の最中で行われた一戦は、トッテナムが余裕の試合運びで3発快勝。3試合ぶりの勝利を飾り、上を行くマンチェスター勢との差をわずかに詰めた。

眩い光を放ったクロアチアン
負傷欠場のレノンに代わって右サイドに入ったのは久しぶりに先発起用されたニコ。今季ここまではベンチを温める日々が続いた不遇のテクニシャンがこの日はキラリと光るプレーの数々で再三好機を演出した。コンディションもすこぶる良さそうで、動きも軽快、何よりこの日は久しぶりに巡ってきたチャンスでやってやろう!という気合いが漲っていたように見えた。チーム全体が流動的に動くな中で気の利いたポジショニングも良く、潤滑なパス回しに一役買っていたし、機を見てエリア内に飛び出して行ったり、逆に味方を走らせる絶妙なパスを入れてみたり…と僕らがニコに求めていたプレーを存分に見せてくれていた。惜しくもゴールにはならなかったが、強烈なミドルを放つなど見せ場は十分。後半は運動量も落ちてやや尻つぼみだったけど、今日のニコは良かったよ。

そして、そんな彼と久々の共演となったクロアチアが誇るもう一人の司令塔モドリッチもまた素晴らしい出来だった。長短のパスでゲームメークしながら、パスの出し手としてだけじゃなく、受け手としても積極的に顔を出してチームに貢献。貴重な追加点も奪ってみせた。こちらもニコ同様、後半はやや力をセーブしていた印象で中盤のフィルターも機能していなかったけど、試合途中のシステム変更がそれなりにスムーズに行くのも、状況に応じて柔軟に対応出来る彼の戦術理解度の高さに依る部分が大きい。そこら辺が彼の魅力だし、一番評価したい点。
中盤で並ぶパーカーがピンチの芽を摘み取り、ボールを奪ったらすかさず彼が前に運ぶ。絶妙なコンビだよね。

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貫禄の2得点、充実のベイル
前半は得意の流動的アタックで完全にゲームを支配しての圧倒、後半は思いっきり力をセーブしての省エネと両極端の色を見せたこの日のスパーズにあって、一人だけ90分間フルパワーだったのがベイル。ポジションに囚われない新スタイルもだいぶ板についてきた感があり、右に中央にと動きながら相手を翻弄、ひとたびウィガンの右サイドの守備が脆いと見るや、エコトとの連携から緩急のついたドリブルで切り裂き、何度も鋭いクロスを入れるなど躍動。モドリッチのパスを絶妙なタイミングで受け、冷静にボールコントロールして沈めた1点目、エリア内でボールを受けるや瞬間のスピードでマークを外して左足一閃の2点目、どちらのゴールも素晴らしかった。
どこか弛緩した雰囲気を引き締めるかの如く、相手3人を引きずりながら強引に単独突破する姿には痺れたね。

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温存と実験。余裕の采配と新星のデビュー
前半半ばにラフィーが、後半にはウォーカーが共に負傷(試合後、大事には至らない事が判明)でピッチを退いた事、3点のリードを奪い一方的な試合展開だった事、次節に強敵リバプールとのアウェー戦がある事などなどの条件が重なった為、後半は全力で追加点を奪いにいくというよりかは、とりあえずボールを回しながら時間を使い、しっかりとゲームをクローズさせる戦い方になった。余りにギアを落としすぎて相手につけこまれるぐらいに。
また、ハリーには珍しく交代カード3枚を使い切り、尚且つ試合中に幾つかの実験を試みる余裕の采配を見せた。

実験その1:リバモアの右SB起用
ラフィーの負傷交代によって入ったリバモア。最初は本来の仕事である中盤のフィルター役、ボールの捌き役としての起用だったが、ウォーカーが退いた後はサンドロにその役を引き継ぎ、右SBでプレーした。今季何度か試されてはいるが、この日も無難に務めた。失点は彼とCBのギャップを突かれた側面もあるのでまだ太鼓判は押せないが、及第点は与えられる働きを見せた。チョルルカがローン移籍したので右SBはやや手薄、カブールをコンバートする手もあるが、今季のカブールはCBで充実の時間を過ごしてるので、リバモアが穴を埋められれば助かる。

実験その2:若手ランカスターの大抜擢
デフォーが負傷欠場、パブリュチェンコが移籍交渉の為に欠場でFWがゼロと苦しい状態、一足先にトップチームデビューを飾っていた生え抜きのケインもローン移籍中とあって、同じくスパーズアカデミー育ちのランカスターがベンチに名を連ねた。そんな彼が後半、アデバヨールに代わりピッチへ。正直自分自身も初めてそのプレーを見たのだが、よく頑張っていた。ボールタッチの機会こそ少なかったし、ゲーム展開も楽だったけれど、大歓声と共に迎えられたプレミアリーグデビュー戦は、彼にとって一生忘れられないものになったと思う。
移籍市場終了間際にサハの加入が決まったものの、パブの放出が決定。相変わらずFWの駒数は少ないだけに、今後もひょっとしたら出番が回ってくるかもしれない。この日の気持ちを忘れずに、逞しく成長して欲しいな。

管理人採点&ザックリ総評(評価は5段階、最高5,最低1)
フリーデル4、エコト3、カブール5、キング4、ウォーカー3、モドリッチ5、パーカー4、ファンデルファールト3、ベイル5、クラニチャール4、アデバヨール4、リバモア4、サンドロ3、ランカスター3

前半は点が入るまでちょっと時間がかかったけど概ね文句なし。ただ、後半はちょっといただけないかな。ギアを落として力をセーブしながら逃げ切りを図るプランは良いと思うし、前述したように今後を見据えながらの采配は悪くなかったと思うんだけど、運動量を抑えるのと相手を舐めて集中切るのは別物だからね。残念だけど後者の選手がチラホラいたぞ。左SBのボンバーアフロは反省な(笑)相手の拙攻に助けられたけど不運が重なってたらドローもあるような後半だったのはいかん。こういう展開でもクリーンシートか余計な1失点与えるかは大きな違いなんでね。結果自体は満足だけど、後半は若干イライラしながら観てたわ。逃げ切り方もよく考えましょう。

久々先発のニコが良かったのは嬉しいし、カブールの充実感が半端ないね。ヘッダーで惜しい決定機が2度。どちらも頭一つ抜けてたし決まっててもおかしくなかった。ピンチの場面も体を投げ出す執念のブロック。ドーソンを押しのけて先発を守ってるのが当然のプレーぶりを続けてるね。ベイルと並んでMOMをあげたいです。
試練の6番勝負も2戦を終えて1勝1敗。次はアンフィールドですか。相手も調子上げてるだけに怖いが必勝で!

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